SP(L/R)ITE: スプライト(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
密室脱出系のアドベンチャー。キーアイテムを集 めて、物語の真相を解き明かしていくスタイルで、 謎解き自体は難しくなく、部屋を探索しながらス トーリーを楽しむ作り。プレイヤーを導く狂言回 し役の女神は、後半のシリアスな展開を際立たせ る効果を担うが、テンション高すぎなギャル口調 をノイズに感じることも。周回プレイ前 提だからこそ、2周目のプレイを快適で深 く遊べる要素は欲しいよね。
週刊ファミ通1943号より
神秘的な空間での不思議な物語は、こういう話だ ろうなと予測がつきながらも最後まで見届けたく なる。ただ、胸糞悪くなる要素が含まれている点 は、好みが分かれるところ。調べる対象を探して 進行する作りだけど、光と音で誘導してくれるの で、それほど迷わずに遊べます。頻繁に会話をす る女神と話すときや、ことあるごとに自 動で視線移動が挟まる点など、演出が少々 くどいのは気になった。
週刊ファミ通1943号より
悲しい童話のような記憶を、アドベンチャーゲー ムのプロセスを通してたどるシンプルな構成に、 独自のコンセプトが光ります。女神の騒々しさが 静けさを引き立てる空間で、壁を隔てた見知らぬ 隣人との交流が、主人公の、隣人の、そしてプレ イヤーの孤独感をやわらげ、心の支えに。カメラ の一人称視点は、たとえるなら“車両感覚” が若干把握しづらいのが惜しい点。気軽に 体験できる価格設定はうれしい。
週刊ファミ通1943号より
限定的な空間内に出現するアイテム(光の目印)を 順番に拾うことで、状況がゆるやかに変化。これ といって詰まる箇所もなく、実質“ちょっと手の込 んだページめくり”との印象です。物語で扱われて いるやや重いテーマの感じかた・受け止めかたは 人それぞれですが、純粋にゲーム体験として振り 返ると「このエピソードで終わり?」とい う物足りなさが先立ちます。遠景の異空 間のムードがいいぶん、余計に。
週刊ファミ通1943号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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