Incantation(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
文化的に日本に近い台湾の村という舞台設定が作 品世界への没入感を、パンツ一丁姿のカルト集団 という異様さしかないビジュアルが襲われる恐怖 と村の狂気性を否応なく高め、恐怖体験を倍増さ せる。演出も、ホラーの鉄板を丁寧に押さえた緩 急ある見せかたで、何度声を上げたことか。わか らないからこそ怖い部分は大切だが、アク ションを含む謎解きや、マップの導線部分 で説明が少ないと感じる部分も。
週刊ファミ通1943号より
舞台となる村の異様な空気感がしっかり表現され ているのが〇。進むべき道に自由度はあまりない けど、緩急の効いた構成でジャンプスケアも効果 的に働きます。人物のグラフィックはリッチな仕 上がりではないものの、異形の存在などではない、 生身の人間が襲い掛かってくるのが、生々しくて 恐ろしさを感じる。カメラが細かく揺れ 続ける演出を設定でオフにできないのは、 3D酔いしやすい人には辛い。
週刊ファミ通1943号より
異国の文化や宗教観がディテールにまで反映され た、恐怖の映像に興味津々。おぞましい描写は好 き嫌いが分かれそうですが、“恐怖の中に滑稽さが にじみ出る狂気”的な、ホラー定番のエッセンスが うまく表現されています。暗さや、1対1の会話中 でも揺れるカメラなどは、リアルな演出ではある けれど、疲労をもたらして連続プレイが 難しく感じました。何をすればいいか見 失わない導きはいい塩梅。
週刊ファミ通1943号より
背景小物のすさまじいリアリティーと、同じよう な印象のロケーションが延々と続くマップ構成に より、“終わらない悪夢”のムードが引き立ちます。 ゲームプレイは、インタラクトアイコンを探せば 何とかなる……というセオリーを早々に学習でき るため、ビクッとする瞬間はあっても、絶望感に 打ちひしがれるような状況はありません。 主人公のリアクションや行動力に共感し にくいのは、原作映画準拠?
週刊ファミ通1943号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。