雪玉を投げて倒しても、ビリヤードの要領で玉を転がして敵をまとめて吹き飛ばしてもオーケー。一度で全部倒せばボーナス発生という、爽快感と戦術性、達成感を同時に楽しめる仕組みが、アクションとしての間口の広さと、奥の深いゲームプレイを実現。奥行きある3Dステージは、手応えある戦いが楽しめる一方で、狭い通路などの移動判定はややきびしめ。ステージ移動のたびに入るロードも気になった。

週刊ファミ通1875号より

3Dアクションとしてシリーズの続編が登場することに驚き。雪玉を蹴って転がし、敵を巻き込んで倒すアクションはそのままに、ステージが3D化したことで、ボウリングやビリヤードのように敵を狙って倒すおもしろみが加えられている。放物線を描くように雪玉を蹴り上げ、高低差がある場所に攻撃できるのもいい。“転移サークル”での移動に若干時間が掛かるなど、テンポ感はいまひとつのところも。

週刊ファミ通1875号より

雪玉を作って敵を吹っ飛ばす単純明快なアクションと、ちょうどよい広さのステージの探索要素とが、うまく組み合わさった佳作。雪玉が跳ね返る方向などを考えてコンボを決めるのも、よく考えずに転がしてコンボが決まるのも、どちらでもプレイヤーを気持ちよくさせるチューニングが見事です。原作を知っていれば、アレンジに拍手を送りたくなるんじゃないかな。あのクセになるBGMも健在でした。

週刊ファミ通1875号より

雪玉を作って飛ばして敵をまとめ消し……のシーケンスがいまひとつ盛り上がりません。フィールドの立体構造への対応全般が、アクションゲームとしてのやり甲斐よりも煩わしさに感じてしまうのもまた、原因は、細切れかつ漫然としたレベルデザインにありそうです。オリジナル版を知っている人であれば「あの要素は3D空間でこういうふうに再現されるのか」という発見の機会が、やり甲斐になる面も。

週刊ファミ通1875号より