ロゴジャック広告

未解決事件は終わらせないといけないから(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報

卵を守る雨宮
ファミ通公式Nintendo Switch
progress
8

未整理状態の関係者の証言から、キーワードをつなぎ、証言をパズルのように組み合わせ、真相に迫るスタイルが新鮮。証言者のウソ、事実誤認、聞き手の思い込みが捜査を複雑にしているものの、色付きにしたキーワードが難度を抑え、セリフ中心のテキストで物語を読ませる作りに。UIはわかりにくい部分があるが、推理モノのあの“点と点が線としてつながる”瞬間を視覚化した演出は、気分が上がるよね。

週刊ファミ通1867号より

ジゴロ☆芦田
ファミ通公式Nintendo Switch
progress
9

事件の関係者の断片的な証言が徐々に明かされ、バラバラになっていたピースがつながって真相が見えてくる……といった構図自体はミステリーではよくあることだけど、あまり似たものがないゲームシステムでその体験をさせてくれることに感服。時系列だけでなく、話者が誰なのかも考える仕組みが秀逸で、巧みな叙述トリックに翻弄されるのがおもしろい。UIのわかりにくさと扱いにくさが惜しい。

週刊ファミ通1867号より

くしだナム子
ファミ通公式Nintendo Switch
progress
8

人代名詞が多用される証言によって形作られるシナリオは、ミステリーとしてほどよく巧み。聞き取りメモを発言者別・時間順に並べ替える作業に取り組むうちに、画面から真実が浮かび上がるような、自分の頭も整理されるような感覚になります。マウスによる操作を想定しているのか、コントローラーでは少々不便。現実社会もこの作品のようにやさしい世界でありますようにと、願わずにいられません。

週刊ファミ通1867号より

戸塚伎一
ファミ通公式Nintendo Switch
progress
8

誤操作しやすいUI、情報の閲覧性が著しく低い画面構成……として表現された“とっ散らかった記憶のありさま”に向き合い、ジグソーパズルの要領で整理整頓していく過程がスリリング。思い込みが間違っていたことに気づいた瞬間、真相に近づいた気分を高めるサウンド演出に、静かに興奮します。特定発言の選択が、根拠がなくても総当たりで何とかなるなど、ゲームというよりは特異な物語体験です。

週刊ファミ通1867号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。

レビュー

平均

progress
8.2

児童行方不明事件を振り返り、なぜ未解決事件になったのかを推理する。記憶の中でバラバラになった会話を分析し、誰がどの順番で話したか考察しながら並び替えていく。

発売日
2024年9月19日
価格
900 円+税
ジャンル
アドベンチャー / パズル
メーカー
Playism
詳細を見る