Candle Knight(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
メトロイドヴァニアな2Dアクションに、ハイリスク・ハイリターンの攻撃システムが、立ち回りの駆け引きを高めると同時に、遊ぶ人の間口も広くする。陰影ある絵画のようなステージは、雰囲気バッチリ。その一方で、ジャンプ時の足場や進行ルートが背景と一体化して、視認性は低い。ショートカットや分岐などで後ろ髪を引かれることが多いため、カメラアングルやマップなど、動線が充実していたらなぁ。
週刊ファミ通1865号より
ソウルライクやメトロイドヴァニアの要素が織り交ぜられたアクション。グラフィックはなかなかの仕上がりで、ダークさもあり、幻想的でもある世界観がしっかり表現されています。絵画の中に入って行うパズルも特徴的ゆえに、もっと多くあってもよかったかも。横スクロールアクションの場面がメインとなるが、主人公のジャンプに合わせてカメラが上下に動くのが目に辛く、酔いやすいのは難点。
週刊ファミ通1865号より
暗い世界をほのかに照らす炎が、ステージを幻想的に映し出します。そのため周囲が見えづらいのは、アクセシビリティー的な面ではマイナスですが、アートと結びついた独自のゲーム性とも受け取れました。奥行きが感じられるカメラワークもアクセントに。かなりの難所をくぐり抜けた直後にチェックポイントがないケースがあり、ゆとり勢としては心が折れましたが、死にゲー派は奮起させられるのかな。
週刊ファミ通1865号より
“新アションを獲得しながらのフィールド探索もの”として楽しむには、クセの強いジャンプ軌道の調整操作と、チェックポイントの少なさが障害に。背景の造形物など、美術面での部分的な見どころはあるものの、それらがゲームプレイの一連の流れの中で効果的に配置されていないとの印象です。視点の強制変化にしても、演出とプレイフィールの優先順位づけに疑問を感じるーンが、多々見られました。
週刊ファミ通1865号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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