画面上部のバトルでのダメージが、パチンコ的な要素で決定される仕組みがユニーク。能力のシナジーを考慮したり、ある程度の予測は必要になるものの、運任せになる部分が多々あるおかげで気軽にプレイできる点もいいですね。序盤は盤面に何もないので味気ないですが、ギミックが増えて強力なレリックが手に入れば途端に気分爽快です。画面が若干簡素なので、それがちょっと気になるかな。

週刊ファミ通1868号より

『Slay the Spire』のフォロワー作品は数あれど、デッキ構築型のローグライクとパチンコの組み合わせは、とてもユニーク。バトルだけでなく、ルート選びですら運に左右される部分があるのは好みが分かれそうだが、パチンコ玉となる“オーブ”や所持しているだけで効果を発揮する“レリック”の取捨選択と、それによる戦術の変化がおもしろい。オーブの効果の説明文などがわかりにくいのは惜しい。

週刊ファミ通1868号より

パチンコの釘に“オーブ”を当てるほど、敵に与えるダメージが増えていくという仕組みがユニーク。盤上で不規則に跳ねるオーブについ見入ってしまいます。オーブと、バフ・デバフを与える“レリック”を取捨選択するのは悩ましいですが、組み合わせがうまくハマったときは快感。ただ、レリックには極端な効果ものがあったりと、プレイヤーの運も絡んでくるかな。キャラクターたちがカワイイのは○。

週刊ファミ通1868号より

パチンコとローグライクという組み合わせが新鮮。特定の“ペグ（釘）”を狙って“オーブ（玉）”を打ち出したり、特殊効果を持つオーブを強化したりなどそれなりの戦術も味わえるが、基本は運要素が強め。ポチポチとボタンを押しているだけで心地よく、テンポも軽快なのでくり返し遊んでしまう反面、深みは感じられにくい。全体的に説明不足感があり、細部のルールを手探りで覚えていく作りは気になる。

週刊ファミ通1868号より