登場ヒーローや物語などは、まさにアメコミ世界。女性キャラクターは、個人的に日本人の好みとかなり乖離していると感じたが、戦闘自体はなじみある定番のターン制。通常攻撃がなく、ヒーローごとに攻撃アクションが異なるスタイルが、キャラの個性を際立たせ、仲間とくり出す連携技とともに、スーパーヒーロー的戦いを盛り上げる。低めに設定されたHPで、緊張感ある立ち回りが楽しめます。

週刊ファミ通1851号より

アメコミのような世界観がベースにありつつも、一風変わった舞台設定の物語が興味をそそる。それぞれのスーパーヒーローが持つ個性的な能力の使いどころを考え、連携させながら戦うのがおもしろい。『XCOM』系のシミュレーションを好む人は、とくに楽しめるのではないかと。セリフが表示される吹き出しの幅がちょっと狭いことが多く、文章が若干読みにくいのは、翻訳の都合上しかたないかな。

週刊ファミ通1851号より

序盤から歯応えがあり、ユニット強化につながるご褒美を得られるサブ目標も示されるバトルに、攻略意欲を刺激されます。ユニットどうしの連携技が効果的で、発動可能な立ち回りを考えるのも楽しい。ステルス要素や防衛ミッションなど、一本調子でない構成も○。翻訳はやや直訳調ですが、キャラクター造形には興味を引かれ、キャンペーンで仲間が増えていくのにはドラマ的にも戦力の面でもワクワク。

週刊ファミ通1851号より

ユニット固有のアクションが特徴ありすぎて、新メンバーの加入直後は戸惑います。ですが、連携技の種類が多彩＆発動条件がゆるいため、戦力の底上げ感を都度で味わえます。各ミッションは、実質“満点解答”が要求される構成ながら、プレイ中に得られる情報量が多いため、やり直しが苦になりません。画面上のあらゆるものの詳細情報が、プレイのジャマにならないレイアウトで表示されるのもいいですね。

週刊ファミ通1851号より