Balatro(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
ポーカーの完成された役の組み合わせはそのままに、役の基本点を上げたり、ジョーカーでボーナスを付けて、獲得点を上げていくシステムで、カードバトルとしてポーカーの新たな魅力を引き出した1本。一画面ですべて完結しているUIもすばらしく、くり返しプレイを強力に後押し。時間泥棒のように時間が溶けていく。完成されたUIとシステムだからこそ、日本語のローカライズがわかりやすければ。
週刊ファミ通1871号より
ポーカーをベースにしたデッキ構築型のカードゲームというのがユニークでおもしろい。多彩なジョーカーのカードとその効果を活用するほか、役をレベルアップさせて獲得できるスコアの倍率などを高めたり、持っている手札そのものを編集して役を作りやすくしたり、多岐にわたる戦略性は考え甲斐がある。慣れるまでは用語が何を指しているのかがわかりにくく、丁寧な説明があると、なおよかった。
週刊ファミ通1871号より
ビジュアル面の演出や物語性は控えめながら、これはこれでカジノを連想させるムードがあり、オトナっぽくって好きだなぁ。特殊なカードの効果など、翻訳も相まって多少理解しにくい部分も散見されますが、ルール自体は単純明快。テンポも快く、止められなくなりました。よくも悪くもシンプルな作りのため、コスパについてはネガティブな見かたもありそうですが、長時間楽しめることは保証できます。
週刊ファミ通1871号より
倍率アップ系の札の恩恵を思い知ってからが本番。どのタイミングで何をするか、みたいな駆け引きの要素は薄いものの、ポーカーのセオリーに縛られることなく、スコアをインフレさせることに夢中になれます。ローグライトなカードゲームとしてのおもしろみは、周回プレイでデッキを充実させることくらい。シンプルにギャンブルが好きな人であれば、これといった目的もなく、延々と続けられるでしょう。
週刊ファミ通1871号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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