HELLDIVERS 2(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
協力型シューティングの定番を押さえたスタイルに、SF設定としての硬派方向に振ったシステム&演出の作り込みが世界に厚みを。とくに宇宙からの援護攻撃、物資を呼ぶシステムは、コマンド入力と援護到着までのタイムラグが圧倒的緊張感と、その後の爽快感をもたらし、戦いをシビれるものに。ソロプレイでの難度は高いが、ひとつのミッションの時間は長くなく、協力プレイの敷居が低めなのがいいね。
週刊ファミ通1839号より
見下ろし視点だった前作から三人称視点のシューティングへと様変わりし、臨場感と迫力が大幅に向上。多彩な“戦略支援”を活用するシステムや、最大4人で協力してきびしい戦いに臨むコンセプトは継承されていて、ギリギリを生き延びる達成感を味わえるのがいいね。ただ、ジャンプや使いやすい回避アクションがないほか、遅めのダッシュやもたつくリロードなど、操作感は好みが分かれそう。
週刊ファミ通1839号より
ラクにコミュニケートできるフレンドと遊ぶ目的一択なら、お値打ち価格でにぎやかな時間をいっぱい共有できるでしょう。ソロで臨むには少々きびしい難しさで、マルチでは味方との意思疎通が重要に思えました。同じような印象のミッションが続きますが、虫っぽい生物の群れに圧倒される絵面がおもしろい。コマンド入力で戦略支援を要請するシステムがもどかしさを生み、戦場の緊張感を引き立てます。
週刊ファミ通1839号より
“ヘルダイバー”の重量感ある挙動と、一気に押し寄せる敵の圧の、微妙に気持ちよくないバランスが、マルチプレイで遊ぶことでほぼ解消されます。ヘルダイバーの命がよくも悪くも軽いため、気心の知れたフレンドどうしでキャッキャする場としても魅力的です。ゲーム全体のテンポが重いにもかかわらず、ミッションを失敗すると、経験値や各種素材を獲得できない仕様は、状況によってはしんどく感じるかも。
週刊ファミ通1839号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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