マジカルドロップ6(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
ドロップを“組み替えて”連鎖を作る戦術性と、連鎖中に介入できるアクション要素が、落ち物パズルとしての個性に。ソロプレイに豊富なチャレンジ、そしてオンライン対戦などのモードが、パズルとしての遊びの幅を広げている。それを価格的にどう見るか。マスごとに対戦やミッションなどの課題に挑めるストーリーモードは、アンロック要素が充実しているだけにコンティニュー機能は欲しかった。
週刊ファミ通1816号より
ドロップを拾って投げ、同じ色どうしで並べて消すシンプルなルールがとっつきやすい。連鎖をつなげるのが気持ちよく、操作する手が忙しくて楽しい。オンライン対戦可能なのも○。ただ、基本のパズルゲーム部分はよくできているのに、なぜか最初の敵がいちばん強いストーリーモードや、CPUのアイテムでの妨害が非常に理不尽に感じるすごろくモードなど、調整不足な点は不満。
週刊ファミ通1816号より
パズル本体は熱中できる作りで、連鎖中にもさらに連鎖を狙える仕組みがおもしろみを増幅。ただ、味付けの部分、とくにストーリーモードにモヤモヤさせられるのが惜しい。たとえば、初戦で勝つのがそれ以降のバトルよりもきびしく思える、納得しづらいバランス。また、課せられたノルマが達成できるかどうかは、運に左右される面もあると感じる部分など。おすそわけプレイで対戦できるのはうれしい。
週刊ファミ通1816号より
落ちものパズルに擬態した、反射神経命の作業ゲー。操作性がよく、プレイ中一心不乱になれるのは間違いないですが、対戦形式で活きるゲームルールでもありません。各ゲームモードのクリアー、使用キャラの解放など、長く続ける動機になりうる要素はありますが、達成条件が要求される時間・技量的にシビアなものばかり。ゲーム内事象の全体的な説明不足感も含め、フレンドリーとは言えない作りです。
週刊ファミ通1816号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。