RoboCop: Rogue City(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
グラフィックや音楽など『ロボコップ』の再現度や雰囲気は満足できる出来栄え。作品愛を感じるエピソード&小ネタもあり、ファンはうれしくなるはず。犯罪者を派手に取り締まる一方で、日常的な小さな事件を解決するサブミッションも魅力的でしたね。自身の能力だけでなく、パズル的な要素でハンドガンを強化するのも楽しい。銃弾を物ともしないイメージだけど、案外撃たれ弱いのが玉にキズ。
週刊ファミ通1825号より
ロボコップになりきり、原作映画の2作目と3作目のあいだにあたる物語とともに、派手な銃撃戦を体験できることに気持ちが高揚。敵をスキャンする様子や、歩行時の音のような細かな部分の再現もたまらない。会話での選択のほか、スキルの成長とそれがプレイに与える影響などのRPG要素も○。あまり機敏な動きをしないところも原作に沿っていていいのだが、街中の探索時はさすがにもどかしさも。
週刊ファミ通1825号より
犯罪組織やオムニ社の陰謀を追いながらも、ロボコップのいち警察官としての日々を体験できるのがイイ。登場人物のボイスを原作映画の俳優陣が担当していたりと再現度もバッチリだし、作中のロケーションや小ネタが随所で使われているのもうれしい。カバーアクションのない銃撃戦は大味だけれど、そこもロボコップらしい。欲を言えばマップでサブクエストの詳細な地点がわかればよかったな。
週刊ファミ通1825号より
FPSとしてはオーソドックス。ジャンプや伏せ、カバーなどのシステムはなく移動速度も遅いが、映画『ロボコップ』の世界観が細部まで再現された作りは制作陣のこだわりを感じる。人情物語が描かれたストーリーも魅力的で、FPSスタイルで楽しむアドベンチャーゲームといった印象も。市民からの苦情対応や、駐車違反の切符切りまでミッションも多彩で、まさに“キャラゲー”として正統派の作りが◎。
週刊ファミ通1825号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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