The Last Spell(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
絶え間なく襲ってくる敵から町を守る戦いは、火力強めの自軍の攻撃が爽快感を、画面を埋め尽くす敵群が緊張感を演出。多彩なクラスに、限られたSPのやりくり、防衛設備の設置などのシミュレーション部分と、ハックアンドスラッシュのアイテム収集要素が融合したシステムは、要素の豊富さに反して、戦闘の目的が明確だけに意外とシンプル。難度は高いが、負けてもくり返しプレイしたくなる作りに。
週刊ファミ通1790号より
ターン制のシミュレーションとタワーディフェンスを融合させたゲーム性だが、少数のユニットと防衛施設で怒涛のごとく押し寄せる敵の軍勢から町を守り抜くのはハラハラするし、熱中できる。難度を緩和する救済措置もあるのだけど、基本的にはハードなバランスで、苦境に立たされると燃えるという人に向いているかと。ローグライト要素もプレイをおもしろくする一方、1プレイは長め。
週刊ファミ通1790号より
“オーメン”って何!? いや〜、用語も操作も、チュートリアルですらわかりづらい。でも、タワーディフェンスとかサバイバル系のストラテジーとか、この手のゲームの経験者なら察することができる作り。遊ぶうちに慣れ、理解が進んで、やめられなくなりました。絶望的な数の敵が押し寄せますが、行動ポイントがなくなるまでひとりで何度も動くことのできるターン制で、落ち着いて対処できます。
週刊ファミ通1790号より
1ターンに大量の敵を仕留めきれる、リミッターが外れた感のある戦闘バランスは、ロマンの塊。防衛ポイントのちょっとした変更や、獲得スキルのランダム性が思わぬ勝ち筋につながったりと、粘り強くプレイするほどに、楽しみのツボがわかりやすく増えていきます。 用語解説を参照しやすい一方で、L/R系ボタンをフルに使うセレクト操作がまったく直感的ではないなど、UI面は全体的にチグハグな印象。
週刊ファミ通1790号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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