Hokko Life(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
擬人化された“どうぶつ”の村人たちと過ごす本作のスローライフは、現実の時間とリアルタイムでリンクせず、完全に自分のペースで遊べるのが大きな魅力。クラフト系要素も、デザインやペイントで自分のカラーを色濃く出せるため、やり込み甲斐あり。一方、虫捕りや釣りはあっさりしているかな。また、村での快適な時間を過ごすにあたり、ローディングの長さやフィールドの視認性は気になりました。
週刊ファミ通1778号より
スローライフをまったり味わう作りだけでなく、キャラや空気感も『どうぶつの森』シリーズ風味。小ぢんまりとしている印象はあるものの、同作のようなテイストが好きなら、すぐになじめるかと。クラフトやデザインを行いながら目的を達成していく流れは、マイペースに楽しめる。プレイヤーキャラの作成時、顔のパーツを変えられないのは残念なところで、もう少し個性を出せるとよかったかな。
週刊ファミ通1778号より
みずからの行動によって発展していく村の姿や、増えていく住民との交流をまったり楽しめます。時間の流れ、移動の速度、お話の展開、読み込みの時間……すべてひっくるめてスローなテンポが少しもどかしいですが、のんびりした作品性にはマッチ。昆虫採集などの遊びは、できることが少ないと感じるプレイヤーもいるかも。デザインの自由度は高く、創造力に溢れるプレイヤーならのめり込めるのでは。
週刊ファミ通1778号より
住人たちのスッとぼけた言い回しにほっこり、というかジワります(笑)。箱庭作りゲームとしては、カメラアングルを自由に動かせたら……など不満点もありますが、アイテムの配置場所を細かいグリッド単位でできたりと、こだわりを発揮できる余地を随所に感じます。温かみのあるBGMを聴きながら、招き入れた住人によって変化する、ふわっとしたミッションをこなしていくゲーム展開も、いいものです。
週刊ファミ通1778号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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