ラスラー 〜中世のならず者〜(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報

卵を守る雨宮
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7

クライム系オープンワールドと、中世のむき出しの荒々しさ&暴力性が相性抜群。俯瞰視点で暴力の生々しさはかなり薄まっているとは言え、主人公の大義名分が薄いため、世界を楽しみ尽くすには人を選ぶかな。また、馬にそれぞれ名前があったり、2階から生活排水が投げ込まれたりと作り込みがすごいからこそ、障害物は考慮されない目的地の矢印や、盗んだ馬がイベント時に消えることが気になった。

週刊ファミ通1759号より

ジゴロ☆芦田
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7

中世ヨーロッパが舞台の『グランド・セフト・オート』ライクな作品。無法者として大小さまざまな悪事を働きながら生きる体験は、主人公のキャラクター性とどこかコミカルな雰囲気もあって楽しめます。シナリオも意外と先が見たくなる流れが続く。戦闘に関しては、やや大味な印象かな。やたらと地形に引っ掛かる点や、騎馬時の操作性など、細かなストレスを感じるところがあるのはもったいない。

週刊ファミ通1759号より

くしだナム子
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8

強烈に人を選ぶ作品で、ゲーム経験豊富なプレイヤーには風変わりな体験を提供してくれます。殺しから盗みまで、悪事を働きまくる主人公ですが、小物感がハンパない(笑)。その情けなさと、下品でバカバカしいノリが相まって、独特の作風を醸し出しています。洋ゲーっぽい作りの粗さもあってそこまで自由に楽しめるワケでもなく、気になる点は数あれど、許してしまえるというか憎めないというか……。

週刊ファミ通1759号より

戸塚伎一
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6

キャラの挙動は小気味よく、ついラフに操作したくなりますが、ほとんどのミッション遂行時に折目正しい行動が要求されます。“どうしようもなく露悪的な物語の結末を見届けること”がモチベーションになれば、移動がやたら長いうえに中間セーブ地点がロクにないミッションのやり直しのくり返しにも耐えられるでしょう。随所で見られるモンティ・パイソンのパロディーは、笑えるか微妙なライン。

週刊ファミ通1759号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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7.0

何でもありのならず者ライフを満喫する、名もなきチンピラが主人公。犯罪行為を取り締まる衛兵から逃れつつ、さまざまなミッションをこなして中世の町で自由に暴れ回る。

発売日
2022年8月25日
価格
3,980 円+税
ジャンル
アクションアドベンチャー
メーカー
オーイズミ・アミュージオ
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