ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
オープンワールドになったことで、『ポケットモンスター』の世界の住人になって冒険している感覚が一層強いものに。広大なフィールドを思いのまま巡り、まだ見ぬポケモンたちを探す行為にワクワク。タイプの異なる3つの物語と伝説のポケモンの存在が、冒険の道標となってプレイヤーをそっと誘導していくデザインも見事。“戦う”、“交換”に加え、新たに“集う”楽しみをプラスしたマルチプレイもいいね。
週刊ファミ通1775号より
ポケモンたちがそこかしこにいるオープンワールドを駆け回るのは気持ちが高揚する。フリーシナリオの構造も、自分で冒険を進めている感覚が強まります。“レッツゴー”で先頭のポケモンに道具を拾わせたり、“おまかせバトル”をさせられるのが、じつに便利なうえ、ポケモンのかわいさも堪能できるのがいいね。バトルでの“テラスタル”や、最大4人でのマルチプレイなども新鮮味が感じられる。
週刊ファミ通1775号より
伝統のフォーマットから外れた自由な冒険が新鮮で、友だちと攻略順を比較するのも楽しい。同時に導きが丁寧で、目標を見失うことがない点も見事。チャンピオンとは別の目的が明確化されたことも、自分だけの旅感を盛り上げます。時代に合わせたアップデートで、いろいろと一新されているのに、すでに定番の風格。マルチプレイで冒険する際には、マップがもう少し使いやすければとも感じました。
週刊ファミ通1775号より
3つの大きなストーリーラインがそれぞれ魅力的。マイルストーン的バトル後の報酬が、以降の行動の可能性をグッと広げることもあり、「つぎは○○をしてみよう」という自発的な目標がつねにある状態でプレイできます。ポケモンの育成は、レイドバトルなどの便利機能を活用することで、ストレスなく進められるのがいいですね。ある意味従来のシリーズ作らしからぬ、耳に引っかかるBGMが多い点も好印象。
週刊ファミ通1775号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。