未知の惑星でエイリアンと戦うアウェー感が“死にゲー”にマッチ。いやらしい場所で待ち伏せする敵（ほめ言葉）など、敵の出現位置や攻撃パターンを覚えて、的確に対処することで活路を見出す硬派な作り。敵は硬いうえに攻撃力が高く、一瞬の油断がゲームオーバーにつながる容赦なき世界だが、セーブポイントやキャラ強化要素に“やさしさ”が垣間見られる。緊張感ある探索を手探りで楽しみたいなら。

週刊ファミ通1748号より

SFとソウルライクの組み合わせが好奇心をくすぐる。HPとスタミナのほか、回復や射撃に使用する“エナジー”の残量にも注意を払いながらのバトルは緊張感があり、熱くなれます。ただ、探索は一本調子なところがあるかな。装備を身に着けるときなどに使いづらさを感じるUIや、装備品の作成時に現在の装備やステータスと比較ができないといった、不出来な部分がちらほらあって細かなストレスに。

週刊ファミ通1748号より

SF×ホラーな作品世界が、わずかなミスでも命取りとなる緊張感漂うゲーム性にマッチ。アクションの下手な私には心が折れそうになる難しさだけど、通常攻撃で飛び道具が使える点や、体力回復がしやすい点に助けられます。そのためのエネルギー管理にもおもしろみがある。同一ジャンルの大作と比べてしまうと、マップの作りや敵の動きなど全体的に粗削りな印象ですが、独自色を打ち出していて好感。

週刊ファミ通1748号より

敵キャラ1体1体の攻撃力・耐久力の高さが、序盤の壁に。基本的には、敵の動きを観察したうえでの後出しで対処できるので、慎重なプレイが好きな人ほど夢中になれます。ゲームオーバーになっても、それまでに獲得した経験値を回収できるのは、よい初心者救済策です。レベルアップ・武器強化後の強くなった実感が薄い点、舞台背景を補完するテキスト情報があまりに断片的すぎる点は、少し物足りないです。

週刊ファミ通1748号より