Subway Midnight(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
工夫を凝らした映像表現が非常によかったです。1両進むごとに変化していく光景に感心。序盤こそビックリ系ホラーの様相ですが、後半に進むに従ってミニゲームが増えてパズル色が強くなる感じでしたね。テキストによる説明などがないタイプの作品だけど、謎解き自体はほどよい難度で楽しめるんじゃないかな。基本的に視点を動かせないため、ギミックによっては奥行きがわかりにくく少々不便。
週刊ファミ通1789号より
ホラー演出を味わう“雰囲気ゲー”のような作風。音でびっくりさせる演出が多いけれども、怖さとポップなかわいさを併せ持ったグラフィックや、臨場感のある見せかたにはセンスを感じます。しかし一部には、面倒でうんざりしてしまうシーンも。タイトル画面でのメインメニューのようなものがなく、最初からプレイをやり直したいときは、一度エンディングを見なければならないのも難あり。
週刊ファミ通1789号より
電車の車両を進む中で遭遇する、不可思議な現象が独創的です。オカルトなホラーかと思えば、SFチックな空間が突然広がったりして奇想天外。説明テキストはなく、パズルもノーヒントですが、詰まるほどではない小さなギミックの連続といった感じ。ホラーとしては効果音による驚かせが多い印象です。移動が遅めなのが少しもどかしいかな。雰囲気を重視した内容なので、好みは分かれる作品ですね。
週刊ファミ通1789号より
ドラッギーなビジュアル演出は非常に刺激的。とはいえキャラの動きがもっさりしているうえに、ひたすらフィールドを歩き回る総当たり方式の謎解きが多く、操作の心地よさを感じにくい。意図的に視界が制限されるギミックなども多々あり、細かなストレスも。「それも含めてホラー演出」と言われればしかたなし。インタラクティブな映像アートとしての魅力はあるが、快適さという部分はもうひと声。
週刊ファミ通1789号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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