スパゲッティが主人公という圧倒的シュールさは前作同様健在。ステージの合間に挿入されるドキュメンタリー風のエピソードトークもいい味が出ています。一方、続編ゆえに主人公のインパクト自体は薄いので、ステージのバリエーションで前作以上の驚きとインパクトがもっとあればと思う部分も。ステージ全体のボリュームは多くないのに、重複するシチュエーション、ルールがあるのが気になった。

週刊ファミ通1708号より

続編が出て、再びスパゲッティになれることに驚き。体をくねらせて跳ねるように動けるだけのスパゲッティを操作して、オフィスで働き、ときには卓球をしたりするのがなんとも滑稽。周囲の人が振り返るかたちで語られる物語もユーモラスなのだが、やや盛り上がりに欠ける印象も。平坦なフロアをただゴールに向かうだけのステージも多く、“バカゲー”としてもっとパンチが効いているとよかった。

週刊ファミ通1708号より

まさか続編が出るとは（笑）。今回も、気になったら即決できる価格がうれしい。スパゲッティというより線にしか見えない主人公も相変わらずです。思い通りに動かせないもどかしさに、吹き出すかイラつくかはプレイヤー次第。ドキュメンタリー番組風の構成と、各エピソードに関連があるんだかどうだかビミョーなステージは、いい意味のくだらなさだけでなく、バラエティー感も生み出しています。

週刊ファミ通1708号より

自由自在とはいかないまでも何となく制御できている感を味わえる麺の動きは、前作そのまま。述懐オムニバス形式のストーリーパートと、ゲームパートがテンポよく切り換わる構成に、とぼけたおもしろみがあります。とはいえ物語は前作ほどダイナミックに動くわけではなく、テクニカルなステージも極端に少ないため、何となく進んで何となく終わってしまった……という印象で落ち着きます。

週刊ファミ通1708号より