メイドインアビス 闇を目指した連星(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
原作の設定がゲーム的なのでドンピシャのハマり具合。トラップのごとき植物や行く手を阻む奇怪な生物に幾度命を奪われても、潜っていきたくなる魔力が大穴には確かにありますね。メインはオリジナル主人公の冒険ですが、よく知るキャラとの絡みもあり探窟家の気分は十分なほど堪能できました。ただ、武器が壊れやすすぎるのが難点かな。アイテムの使用に装備が必須などの不便な点も目立つ。
週刊ファミ通1760号より
ふたつのモードでアニメとオリジナルの物語を楽しみながら、探窟家としてアビスに挑む体験ができるのが○。“アビスの呪い”もゲーム性にうまく組み込まれていて、過酷な冒険にハラハラしつつ、不思議なフィールドを手探りで下層へ下りていく行程に胸が高鳴る。“DEEP IN ABYSS”では、倒してもしつこく湧いてくる敵にうんざりさせられるときがあったりして、若干気になる部分もあるかな。
週刊ファミ通1760号より
リコ編はいわば序章で、新米探窟家編から本格的なアビス探索が始まりますが、レグがいないのと、無事に街へ戻ることが前提だとこんなにもマゾいのかと。食料や重量のやりくり、上昇負荷とスタミナ残量などをつねに意識していても、本当に簡単に死んでしまうのはまさにアビス。グラフィックや人物の挙動など気になる部分はありますが、慣れてきますね。原作アニメにはない小話が挟まれるのもうれしい。
週刊ファミ通1760号より
行き帰りのルート計画、各種ゲージのリソース管理、現地調達による素材のクラフトなど、探索&サバイバル感が大いに味わえる作りが秀逸。ダンジョンRPG的な緊張感あるゲーム展開がおもしろく、スキルツリーによるキャラ強化なども含めやり込み甲斐十分。ただ、ザコ敵の湧きかたがいやらしかったり、高低差がわかりにくいマップで迷いやすかったり、NPCの挙動が微妙だったりなど、細部で気になる点も。
週刊ファミ通1760号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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