ローファイ・ピンポン(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
卓球と音ゲーの組み合わせはユニーク。音楽にノリながらラリーを続けるのは気持ちいい部分も。ただ、ミス可能な数が3回と少なく、ミス直後の無敵時間がないので、中盤以降は一度のミスからリズムを崩してしまうこともしばしば。卓球台の奥行きが狭いため、つぎの入力までの時間が短く難度は高い。ラリーを続けているときに、ご褒美的など派手な演出もなく、ストイックに壁打ちをしている感じに。
週刊ファミ通1690号より
卓球ゲームかと思いきや、プレイの中身はリズムゲームなのがユニーク。BGMもいい感じでリズムにノリながら球を打ち返すのは気持ちいい。ただ、一般的なリズムゲームのように譜面を覚えるといった要素はなく、ひたすら反射神経が試される内容は好みが分かれそう。さらに、3回のミスでやり直しとなるうえ、タイミングの判定がシビアなので、リズムが走ったりしがちな人にはきびしく感じると思う。
週刊ファミ通1690号より
スローテンポなBGMに重なる打ち合いの音が、まるでメトロノームのように響き、なんとも心地よい。球のコースはたったの3つと限られているものの、ラリーを続けるのはなかなか難しく、脱力ムードの中に緊張感が走ります。ミスすると最初からやり直しとなり、音楽も冒頭まで巻き戻される仕様には、挑戦意欲を掻き立てられる人もいれば、トランス状態が途切れてしまい興ざめする人もいそう。
週刊ファミ通1690号より
3ボタン使用のシンプルなリズムゲームですが、入力受付のタイミングが思いのほかシビア。譜面(?)もメトロノームのように単調かつ切れ目がないため、プレイ中はただただ集中力を使います。断片的に語られる物語から察するに“トランス状態に入るための単調さ”を表現しているのでしょうが、それがおもしろいかというとまた別問題です。“してやったり感”を得られるエフェクトが少しでも用意されていれば……。
週刊ファミ通1690号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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