Maneater(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
サメが主人公のオープンワールドを、真正面から作った快作。噛みつきを基本とした直感的かっ荒々しい攻撃で、ほかの魚や人間、ボートを噛み砕くのは爽快。水面に背びれを出しつつ接近するアクションを含め、“ジョーズ”気分を味わえます。また、食べた物で“成長”と“進化”の方向が変わる食物連鎖をモチーフにした成長システムもユニーク。体格が大きくなってから天敵に逆襲するのも気持ちいい。
週刊ファミ通1671号より
人間をバクバク食べるなど、フィクションの部分を混ぜつつも、リアルに描かれる水中のフィールドをスイスイ泳ぎ、多彩な水生生物を捕食するサメ体験ができるのは貴重。噛み付くアクションや音が痛快で、サメ気分も高まる。バトルやクエストでやることの変わり映えのなさを感じるときもあるけれど、収集要素を探す楽しみなどもあって夢中になれます。ユーモアの利いたナレーションもステキ。
週刊ファミ通1671号より
サメの生態や自然環境については間違った描写もあり、誤解を生まないよう祈るばかりですが、フィクションとして、バカゲーとしては大好物。海を泳ぎ回り、人間や獲物に牙をむく珍奇な体験は、内なる残酷さを笑いとともに目覚めさせてくれます。ボリュームはもの足りないし、できることも多くないしと、決して広くオススメはできませんが、ビーチに出没し、ボートを襲うのが愉快でしかたがありません。
週刊ファミ通1671号より
人や好戦的な水生生物に噛みかかるときは、スティックを倒す指にふだん以上に力が加わります。危なくなったら逃走→潜伏というサイクルを含め、おおいに野性味を刺激されるゲームプレイ。人間の文化を皮肉る解説や演出が満載のフィールド探索、ひたすら凶悪になっていくパワーアップ要素もいいですね。ソナー情報が煩雑な点や、マップ確認のたびにメニュー画面を開く必要がある点は気になりました。
週刊ファミ通1671号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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