ウイニングポスト9 2020(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
競走馬育成に積極的に関われる“絆コマンド”の、使い勝手と種類が増しているのがいいね。結婚にも“血統”を意識させる“子孫継承システム”が進化して復活し、何十年単位でのプレイを後押し。絆システムや結婚の対象者の数が多いのは、選択の幅が増えてうれしい反面、登場人物の個性が薄い気も。ゲームの開始年を2種類から選べたり、スタート直後にお見合い結婚できたりと、遊びやすくなっています。
週刊ファミ通1631号より
“子孫継承システム”による、結婚や子どもの誕生を経て、一族で競馬界に関わっていくプレイが再び可能になったのがうれしい。展開によっては、子孫どうしのライバル対決など、熱いドラマが生まれるのも見ものです。人脈の広げかたが“絆コマンド”依存ではなくなり、イベントで出会う形に戻ったのもナイス。一方、目新しいシステムの追加はなく、シリーズ過去作を遊んでいる人には新鮮味は薄めかな。
週刊ファミ通1631号より
『9』自体が初プレイでのレビューです。核の部分は『8』を継承していて、シリーズ経験者がすんなり遊べる感触。劇的な進化がないのは少し残念だけど、そのぶん洗練された作りに脱帽です。人脈や友好度が経営やレース結果に影響を及ぼす“絆コマンド”や、ドラマチックな“ライバル対決”によって、論理的なゲームに物語性が加わるのが◎。馬も人も子孫をつなげていける仕組みには、ロマンを駆り立てられます。
週刊ファミ通1631号より
人間関係の恩恵が、汎用性の高い“絆コマンド”として表現されたことで、カードゲームに近い感覚でオーナー・ブリーダー生活を楽しめます。レース時はほぼ見守るだけですが、映像の迫力は十分。自分の馬が、あり得ない加速でまくる様は痛快です。『9 2020』で導入された、特定の結果を出すことが“望みの相手との結婚”として報われる“子孫継承システム”は、競馬ファン以外にもおススメのポイントです。
週刊ファミ通1631号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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