Solo: Islands of the Heart(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
遊ぶうちに愛について考えさせられる、という着眼点が独創的な作品。箱を積み上げて道を作っていくシンプルなルールですが、箱の種類が増えるとなかなかの歯応えになって燃えますね。困っている動物たちを助けたり、写真を撮影したりするサブ的な遊びもあるのもいい感じ。徐々にトリッキーな発想が求められるようになるので、詰まったときに助け船を出してくれる機能が欲しくなりました。
週刊ファミ通1607号より
やわらかでありつつ、幻想的な雰囲気を漂わせるグラフィックがステキ。パズルは、ブロックを並べたり積み上げるのがメインだが、手順を考えて工夫するのは楽しめる。ただ、魔法の杖を使って3D空間でブロックを動かす操作がスムーズにいかないこともあった。愛に関するさまざまな問い掛けは、考えさせられるものはあるけど、パズルなどのゲームプレイとの相乗効果はそれほどは感じられないかな。
週刊ファミ通1607号より
愛とはなんぞや、というテーマを投げかけられる、哲学的な作品。ゲームが淡々と進むせいか、島々はカラフルなのに少し切ない雰囲気。エリアをクリアーするたびに自分自身の考えかたを問われるので、質問によってはウーンと悩む場面も。単なる恋愛診断ツールではなく、別の考えかたもそっと提示されるところが真面目な作品だとも思います。パズルの仕掛けは定番ではあるけど、ほどよいヒネりもあり。
週刊ファミ通1607号より
ゲーム中、愛に関する質問に答えるのだが、考えさせられる問いも多く、心に響く作り。一方でパズル自体は、箱で足場を組み上げていくよくあるタイプのもので、ヒントはなく、詰まるとお手上げ。パズルそのものも、愛と直接の関係性があるようにも感じにくかった。仕掛けは多いが、似たような展開が続くため、作業的な面も。それでも、愛を題材にした、大人向けの雰囲気ゲーとしての目新しさは◎。
週刊ファミ通1607号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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