YUMENIKKI -DREAM DIARY-(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
『RPGツクール』で人気の高かったフリー作品を、インディーゲーム風に再構築したタイトル。移動を始めとする操作性やグラフィックのクオリティーなど、ゲームとしての完成度は正直イマイチといったところ。ゲーム中でのヒントが少なく、難度はやや高め。そのため、好みは分かれそう。夢の世界を舞台にくり広げられる奇妙な体験の数々は、とても強く印象に残ります。不思議な魅力がある作品ですね。
週刊ファミ通1578号より
怖さや不安を感じさせる空気を漂わせながらも好奇心をくすぐるような、不思議な夢の世界をうまく表現している。一見、気持ち悪いようでいてかわいさもあるキャラたちの、3D化された姿も見ものです。ただ、原作とはゲーム性が異なる部分もあり、原作を好きな人は違和感を覚えるところがあるかも。ボリューム感や自由度もタイトになった気はするが、プレイ的にはわかりやすくはなっているかと。
週刊ファミ通1578号より
つじつまの合わない物語世界をさまよい続けるスタイルは、夢にうなされたり、起床後しばらく現実との区別がつかずにボーッとしたりする、あの感覚を見事に表現。少しずつ日記が埋まっていく仕掛けに、モチベーションも保たれます。よりアートに近い印象で、記憶に残る作品であることは間違いないのですが、ゲームとしては惜しい点もちらほら。ホラーのテイストが強いのは、好みが分かれるかも。
週刊ファミ通1578号より
2Dと3Dが混在したステージ、パズル的謎解きや脱出劇などの種類豊富な仕掛けが、夢の世界のカオスさを演出。そこにホラー要素が加わり、独自の魅力に。ほかの夢で入手したアイテムが別の夢で役立つ仕掛けで、ついつい先に進みたくなる。一部の謎解きやアクションは、セリフやテキスト、自由な視点切り換えがないこともあり、難度は高い。『ゆめにっき』は未プレイだけど、そこは気にならずに遊べた。
週刊ファミ通1578号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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