不如帰 大乱 -1553 竜虎相搏つ-(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
トレーディングカードとシミュレーションゲームの長所を、いいとこ取りでうまく昇華させたゲームデザインが秀逸。チュートリアルがわかりやすいので、初心者でも段階的に遊びかたを覚えられるし、オンライン対戦に対応しているので、上級者も遊び込める懐の広さがある。豪華なイラストレーター陣によるカードのバリエーションは魅力だが、絵のタッチにもう少しに統一性があると、さらによかった。
週刊ファミ通1535号より
カードゲームとシミュレーションが融合した作りながら、基本ルールに複雑さがなく、チュートリアルも充実しているのですぐに覚えられる。それでいて、“計略”や“伝令”などの各カードがもたらす効果が多種多様で、奥深い戦略が楽しめるのが魅力。オンラインと対コンピューター戦で、ひたすら対戦に興じる設計は、やや淡々としているため、欲を言えばシングルプレイ用のシナリオなどがあれば、とも。
週刊ファミ通1535号より
前作のシステムをそのまま踏襲しつつも、合戦場やUIがスッキリと進化し、オンライン対戦がメインの作りに。これまでと同様、ルールはシンプルなのに奥が深い。地形や相性、カードによる強化などを計算し、読み通りにうまくいったときは快感。戦闘演出のテンポを任意で速くできればよかったな。カードは新規と前作から続投の柄の、どちらも魅力的。今後、新規カードが多数配信されることに期待。
週刊ファミ通1535号より
人気イラストレーターが描くカード群はバラエティー豊かで、見た目も豪華。カードゲームとシミュレーションを足して2で割ったシステムは目新しさも感じる。チュートリアルがテキスト中心で、なかなか頭に入りにくく、覚える要素が多いこともあり煩雑になりがち。戦闘は、キャラごとの演出的なものはなく、数字が変化するだけとやや地味。戦略性はあるが、ワクワク感や爽快さがもっと欲しかった。
週刊ファミ通1535号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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