タロミア(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
数多いローグライクのアクションゲームの中でも独自性が高い。無限にくり出せるジャンプと、敵の攻撃を防ぐ盾の使いかたが本作のキモ。ゲームバランスがやや大味な感じで、序盤からイヤな攻撃をしてく敵が現れ、なすすべなくゲームオーバーになったりもするが、それだけに得られる達成感は高いし、何度も再挑戦したくなる。拠点にいる子猫を生贄にすると体力を増やせる仕様は、残酷だがユニーク。
週刊ファミ通1521号より
特徴の異なる近接武器のほか、手榴弾やロケットランチャーといったいろいろな武器を使ってのアクションがおもしろい。アニメーションが2コマしかない攻撃モーションといったチープさがありつつも、無限に空中ジャンプができるなど動きが軽快で、操作していて小気味いい。先へ先へと進みたくなる中毒性はあるが、先のルームを目指すためにやることや、敵の種類がさほど変わり映えしない一面も。
週刊ファミ通1521号より
自由度が高いダンジョンRPGで、難易度を上げるのも下げるのも思いのまま。ジャンプでどこまでも上れたり、ポータルでいつでも本拠地と行き来できるなど、縛りはキツくない。敵のデザインは、どこか素朴さがある一方で、流血表現もあるなど、世界観は独特。装備も多彩で、中にはクセの強い武器もあるが、慣れるとアクションがおもしろくなってくる。スタミナ切れの“グロッキー”状態もいいスパイスに。
週刊ファミ通1521号より
サイドビューのローグライクゲームとはしては目新しさがある。盾での防御も可能だが、どちらかと言えば敵との位置取りや一瞬の判断力が重要という、アクションまわりは比較的力押しの設計。レアアイテム収集の楽しさや、階層を重ねるやり込み甲斐はあるが、敵が密集すると、血しぶき演出もあって見にくくなるのはストレスに。全体的に文字が小さくて読みづらく、インターフェースも若干の難あり。
週刊ファミ通1521号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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