Pinball FX2 VR(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
ピンボールのゲームとしてもよくできているが、現実の台では不可能な立体的なギミックや、テーブル台のまわりでキャラがアクションを見せるなど、VRの特徴を活かした演出が◎。収録台数は3種類と、価格相応の印象だが、有料の追加DLCで『ウォーキング・デッド』などの台を追加できるのがいいね。VRヘッドセットをつけ、台を見下ろしながらプレイするため、長時間遊んでいると、ちょっと首が疲れるかな。
週刊ファミ通1518号より
実際の台で遊んでいるような臨場感を体験できるのがグッド。周囲にさまざまなキャラが現れるほか、台によってはサメが泳ぐ水中になったり、宇宙空間になるなど、部屋の様子がガラリと変化。バーチャル空間ならではの演出が効いている。ゲームの展開に応じて、台の奥にある液晶部分に選択肢などが出るが、字幕や解説のほか、視線をそちらへうながすガイドといったものがあれば、より親切だったかと。
週刊ファミ通1518号より
台ごとにさまざまな趣向が凝らされていて、周囲の景色が一変したり、筐体の後ろでキャラがコミカルな動きを見せていたりと、VRならではの演出が楽しい。盤面にもユニークなギミックが詰め込まれ、条件を満たせばミニゲームが発生するなど飽きさせない。追加DLCパックの『ウォーキング・デッド』のコラボ台では、盤上でリーたちのドラマが展開し、選択肢が発生するのも原作さながらでおもしろいね。
週刊ファミ通1518号より
実際のピンボールマシンでは不可能な、VRならではの各種演出に目を見張る。ピンボール本来の楽しさや醍醐味を損なわない、ギリギリの演出の味つけもすばらしい。ボールの挙動はリアルで、細部まで作り込まれたさまざまな仕掛けもいい。本作のみだと3台でしか遊べないが、有料DLCも含めれば、台の種類は豊富かと。欲を言えば、テーブルガイドは文字情報だけでなく、より丁寧に教えてほしかった。
週刊ファミ通1518号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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