GALTIA V Edition(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
渦巻く陰謀や野望が緻密に描かれる、長編スペクタクル。信念を持ち行動する登場人物たちはみんな魅力的で、会話劇が楽しい。美人さんの主人公に対し、攻略対象たちが貪るように情熱的に傾倒していく展開は魅せられます。総受け最高! 恋愛よりドラマに焦点が置かれ、内容も複雑なので、好みが分かれそう。専門用語が頻出するわりに、タイトルに戻らないと確認できないのは難点。操作は快適です。
週刊ファミ通1529号より
スケールの大きさを感じさせる舞台設定が興味をそそる。物語はシリアス寄りだけど、それぞれの国の情勢などを感じさせつつ、メイン、サブともに各キャラが魅力的に描かれているのがいい。ただ、キャラによっては、惹かれ合う過程に疑問符が浮かぶ人もいそう。世界観への理解を深められる用語集が用意されているのはありがたいのだが、タイトルメニュー以外からもアクセス可能にしてほしかった。
週刊ファミ通1529号より
異国の王を始め、見目麗しい男性たちとの官能的なシーンが充実していてクラクラ。おまけに卑しい端役に狙われる、貞操の危機の多さにもハラハラ。舞台設定が凝っているうえに、用語解説も充実しているので、プレイ中に参照して理解を深められれば、魅力的な異世界により浸ることができたかと。立場と行動、考えと態度にギャップを覚える主人公には、ちょっと感情移入しづらい面もありました。
週刊ファミ通1529号より
国家や個人の策謀が渦巻くメインの物語が興味深い一方で、登場人物どうしの状況確認を始めとする静的な場面が長めで、テンポがもうひとつ。戦闘シーンも効果音系の演出が弱く、躍動感が伝わらないのが惜しい。それでも、線の細い美少年主人公が特異な状況に戸惑い、流されていく一連の描写はグッときます。唐突(?)に始まるスキンシップも濃厚でいいですね。UIまわりは初期設定状態でも至極快適。
週刊ファミ通1529号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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