塔亰Clanpool(トウキョウクランプール)(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
総理大臣のヒロインを始め、政治ネタを引っ掛けた世界設定がユニーク。L字の角を自動で曲がってくれたり、特定の壁に穴を掘って進めたりするなど、ダンジョン探索RPGとしてもよくできている。ほかにも、ヒロインにタッチするシステムなどの、プレイヤーが関与できる要素が盛りだくさん。ただ、遊び応えはかなりあるが、もう少し要素を絞ったほうが、より遊びやすくなったのではとも感じました。
週刊ファミ通1504号より
スキルの使用に必要な“EP”さえあれば、1ターン内に好きなだけスキルを使える戦闘システムが特徴的で、加えて多彩な戦略性があるのがグッド。ダンジョンの豊富なギミックや、新たな通路を作る“トンネル掘り”といった要素も、探索のスパイスになっています。戦闘では、ワンボタンで前回と同じ行動を取りつつ、演出をスキップできる機能があったりと、とにかくサクサク快適に遊べる仕様が好印象。
週刊ファミ通1504号より
端正な顔立ちの女の子たちに好感。政治用語をもじった設定やシステムがユニーク。やや没個性の敵と連戦になる機会が多く、ここにもシャレが利いていたら、もっとよかった。やり応えが味わえる戦闘と探索には、快適なオート設定も用意されていますが、一度解いた迷路の仕掛けをスルーできないなど、一部引っ掛かりを覚える点も。武具はビジュアルで表示され、ハクスラ要素の魅力を高めています。
週刊ファミ通1504号より
ストーリーが進行するポイントが少なめ、かつ各登場人物の個性も薄めなので、せっかくの奇抜な設定が、ゲーム内で埋もれている印象。その一方で、ダンジョンを作業的に探索するためのバランス調整や、各種サポートシステムが充実しています。とくに、エンカウントする敵の難度上昇がゆるやかな点がいいですね。お色気要素は、物語世界になじんでいるかどうかはさておき、なかなか攻めた作りです。
週刊ファミ通1504号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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