遙かなる時空の中で6 幻燈ロンド(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
前作のエンディング後の物語なので、神子と八葉の絆がとても強い。物語のメインの流れは帝都の復興ですが、前作よりも甘いシチュエーションが随所にあり、八葉たちが秘めた強い想いを垣間見せる場面は胸が熱くなり、震えます。ラストにかけての畳み掛けるような怒涛の展開もヤバい。戦闘システムも、“奥義”の導入でプレイがさらに快適に。新キャラクターもいい味を出しています。萬かわいいよ!
週刊ファミ通1463号より
帝国軍と鬼の一族が協力するなど、前作から状況が変わった中で進行する物語は興味深い。従来のキャラたちとは雰囲気が異なる、萬の新たな存在も刺激に。基本的なシステムは、前作と大きくは変わらないが、“拠点イベント”などの新要素もあり、各キャラの日常的な姿を見られたり、好きな相手とひとつ屋根の下で過ごすドキドキ感を味わえるのがナイス。戦闘で“奥義”が使用可能になったのもいいね。
週刊ファミ通1463号より
物語上で、主人公と殿方との関係性にドキドキするほか、“怨霊”との戦闘を通して絆の深さを実感できるのがステキ。声を掛け合って、ともに立ち向かったり、敵からかばってもらえたときには、胸がときめきます。“奥義”の導入により、男性どうしの友情がより強く感じられるようになったのもうれしい。前作と共通のシステムは、新鮮味には欠けますが、リファインされてさらに遊びやすいものに。
週刊ファミ通1463号より
既存キャラの掘り下げエピソードは、さすがに前作をプレイしていないと衝撃度が落ちるものの、“大正帝都”を舞台にした伝奇ロマンとして、純粋にワクワクできる物語が展開。新キャラ“自働人形”の、素直な落ち込みっぷり(?)など、オトメ心にグッとくる要素も満載です。日々の積み重ねを重視したゲームテンポはやや間延びがちながら、戦闘関連の要素をコレクション的に楽しめれば、問題ありません。
週刊ファミ通1463号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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