斉木楠雄のΨ難 史上Ψ大のΨ難!?(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
サイコキネシスやテレパシー、透視といった超能力を、わかりやすい形でゲームに落とし込んであるところがポイント。原作の再現だけでなく、オリジナルのミッションが用意されているのもうれしい。とは言え、同じことのくり返しが多いので、展開がやや単調に感じられたのが残念。超能力測定ができるオマケモード“超能力χ発ラボ”は、ファミコンの『マインドシーカー』を彷彿させる内容でユニーク。
週刊ファミ通1457号より
スクラッチの要領で服を削り、対象を透視したり、相手の本心を読み取るなど、サイキックの仕組みはおもしろい。主人公の淡々としたツッコミも楽しみのひとつ。ただ、人や物を探すといった目的を達成するためには、しらみつぶしで周辺を調べまくらなければならない場合もあり、ちょっと作業的に感じることもあるかな。つぎに何をすればゲームが進むのか、わかりにくいときがあるのも気になった点。
週刊ファミ通1457号より
いたずら心やバカバカしさが全編に散りばめられた独特のノリには、終始クスッとさせられます。タッチペンで本心をあらわにするテレパシーなど、超能力の表現がユーモラス。複数の能力を使い分けて進む仕掛けや、クリックアドベンチャー的なテイストも、いいスパイスに。ただ、同じことのくり返しが多い構成や、広さに対してさほど変化のないマップもあって、作業感が漂ってくるのは惜しいところ。
週刊ファミ通1457号より
斉木くんのツッコミのキレが、神谷浩史氏のパートボイスによって引き立ち、ゲーム展開に独特のテンポが感じられます。戦闘時の操作は、サイキックの連続入力と視点操作を同時にこなす必要があるため、コツをつかむまで、さらにつかんでからもある程度は苦戦しそうですが、本筋に無関係な人たちにイタズラするだけでもなごみます。超能力開発用(?)ミニゲームは、一発ネタ系の座興として秀逸です。
週刊ファミ通1457号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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