マジきゅんっ!ルネッサンス(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
芸術が魔法になる世界で、6人の男子と学園生活を送りながら、年に一度選ばれる最優秀のペアを目指す。夢のようなシチュエーションで展開する物語は、ベタだけど、ファンの期待通りの満足感を与えてくれるかと。システム面で、本作独自の要素は見当たらないが、基本を押さえた作りで安心して遊べます。“Love kyun ED”に到達すると、サンライズ制作のスペシャル特別アニメが観られるのもいい。
週刊ファミ通1450号より
少女マンガのようなキラキラした空気感がいいし、王道的なストーリーも安心して見ていられる。“魔法芸術”を披露するシーンは、光のエフェクトなどの演出はあるものの、テキスト主体での表現が多い印象。作品の肝でもあるので、もう少し華やかな描写が見られるとよかったな。クリアー後に見られるムービーは、なかなかの尺で、マジきゅんな内容になっていて、ご褒美として満足感があると思います。
週刊ファミ通1450号より
学園の最優秀ペアを目指すだけでなく、文化祭実行委員のメンバーたちと力を合わせる、部活動的な青春要素もあるのがいい。美しい光景を思わせる文章や画面エフェクトで、彼らの描く“魔法芸術”が表現されていますが、ワンシーンだけでもスチルや映像で見たかったな。特別な階段“スカラ・アルティスタ”を上った後のエンディングアニメは感動的。かなり甘いシーンも加えられているのはご褒美ですね。
週刊ファミ通1450号より
ラストがヤバイ! マジできゅんっとしました!!ただ、ゲームとしては全体的に古風で薄め。波乱材料を詰め込んで盛り上げようとするのはいいのですが、心のやり取りもそこそこに物語が急展開。もっと会話劇を楽しみたいです。また、世界観の性質上しかたないのですが、視覚的な要素が文章で描かれるので、かなりのイマジネーションを求められます。アニメを観てからプレイすると、印象が変わりそう。
週刊ファミ通1450号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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