ご注文はうさぎですか?? Wonderful party!(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
ココアを始めとする登場キャラがみんなキュートで、ファンは、彼女たちのやり取りを見てるだけでニンマリできるはず。一般的なテキストアドベンチャーと比べると選択肢が多めで、直前のセーブを多用することに。喫茶店モードは、スマホゲームに近い作りで、ルールはシンプルながら、けっこう忙しい。ハードルがどんどん上がっていくので、ユーザーが好みの難易度を選んで遊べると、よりよかった。
週刊ファミ通1421号より
まったりした話の流れで、起伏があまりないが、その雰囲気にほっこりする。親密度などが上昇した際の演出があるほか、エンディングの分岐についてのわかりやすい説明もあり、悩まず遊べる作り。前半はココアの視点で物語が進み、個別ルートに入ると、そのキャラの視点に切り換わるのがおもしろい。“チラシ配り”では、各キャラのコスプレ姿と、衣装ごとに異なるエピソードが見られるのがいいね。
週刊ファミ通1421号より
ココアたちの心温まる交流や、珍しいコスチューム姿を、まったりと何周も愛でることができる構成。誕生日という特別な日の準備にしては、ふだんの生活が淡々と綴られる印象ですが、日常を描く原作の持ち味が活かされているとも感じました。喫茶店でのバイトは、操作性や仲間の存在感がいまひとつで、作業っぽさをともなうのも惜しい。ですがそのぶん、週末の行動では解放感ある演出を楽しめます。
週刊ファミ通1421号より
ほんわかムードの日常系ストーリーの求心力はほとんど感じませんが、各選択肢ごとのリアクションの違いは素直に楽しめます。バックログからシーンジャンプが行えるなど、イベントを効率よく消化できる作りになっており、せっかち(?)なファンも安心です。記憶力+タッチアクションの喫茶店モードは、ノルマの人数が増えてからが熱い。その一方で、親切すぎるヒント機能も用意されています。
週刊ファミ通1421号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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