魔女と勇者 II(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
ユニークな設定と軽いノリ、ファミコンテイストの味のあるグラフィックにBGM、シンプルでわかりやすいゲーム性といった、前作の長所を継承。そのうえで、勇者以外に魔女も操作できるようになったことで戦術性がアップ。2キャラを同時に操作するのはなかなかたいへんだが、ワラワラと画面を埋め尽くすほどの敵の大群との戦いはスリルがあるし、魔法や“せいけんのちから”による一発逆転も爽快。
週刊ファミ通1422号より
魔女に向かって、狭い範囲に押し寄せてくる敵を倒すのは、タワーディフェンスとアクションが融合したようなプレイ感覚。迫り来る敵の軍勢にハラハラさせられる緊張感と、魔女の強力な魔法などで敵を一掃する爽快感が魅力。ふたりを同時に、かつ別々に操作するのは、混乱することもあるけど、敵を誘導して背後を取るといった戦略性があって○。一方を、タッチで指定した場所に動かせるのはいいね。
週刊ファミ通1422号より
魔女を囮にしたり、宝箱回収係にしたりといろいろな戦略が立てられるけれど、勇者と同時に操作する必要があり、頭がこんがらがってしまいがち。そこさえ慣れてしまえば、押し寄せる敵をどんどん倒していくのが楽しくなってくる。ただ、敵やアイテムが画面いっぱいになる終盤のステージでは、処理落ちが起こるのが気になるかな。クリアー後のやり込み要素もあって、お手ごろ価格なのはうれしいね。
週刊ファミ通1422号より
軽快な物語と語り口が心地よく、全体的にテンポがいい。勇者と魔女をどのように動かすか、そしてどのタイミングで魔女に“血”を渡して魔法を発動させるかといった戦略性が味わえ、アクションゲームらしい攻防の駆け引きが楽しめる。魔法や聖剣の力で敵を一掃する、一発逆転の要素も気持ちいい。ゲーム性が若干作業的ではあるが、チマチマ遊んでしまう魅力がある。コストパフォーマンスは高い。
週刊ファミ通1422号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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