宇宙戦士ガラクZ(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
日本のロボットアニメを意識したと思われる演出が特徴的。とくに『マクロス』の影響が強いようで、ミサイルの一斉発射や戦闘機からロボットへの変形など、ところどころでニヤリとさせられる。全方位シューティングとしてはオーソドックスだが、素材を集めての自機の強化を始め、惑星内の構造が遊ぶたびに変わる、ローグライクな要素などもあるので、先へ進むにつれ、じわじわとおもしろくなってくる。
週刊ファミ通1473号より
360度全方向に弾を撃てるシューティングは、いまでこそ珍しくはないが、味のある昔のアニメ風のキャラや作風、そして小窓に表示される、操作に応じたパイロットの動きの変化など、小洒落た演出も○。機体の動きは、慣性が働くので制御がなかなかたいへんで、これが戦闘の歯応えにもなっているが、苦手な人にはストレスにもなる部分か。ロボ形態になって、異なるアクションを使い分けられるのはいいね。
週刊ファミ通1473号より
宇宙もののアニメのエッセンスが随所に散りばめられていてニヤリ。英語ボイスの量も多くてにぎやか。機体はクルマと同様の操作方法だけど、慣性による独特の操作感に慣れるまで、少し苦労するかな。難度は高めで、改造パーツに恵まれないと手詰まりになりがち。ミッションごとにライフが回復してほしかった。探索中は、敵軍機と宇宙生物の三つ巴になる場面もあり、形勢が一変するのがおもしろい。
週刊ファミ通1473号より
自動生成のマップを始め、アイテム収集による自機のパワーアップなど、やり込み要素の高いゲーム性。ATARIの名作『アステロイド』を彷彿させる、慣性をともなう独特の操作感も心地いい。1980年代の日本のアニメにインスパイアされたであろう各種演出も凝っている。欲を言えば、交戦中にもキャラがよくしゃべるので、いちいちセリフを画面で読み取らなくていいように、日本語音声に対応してほしかった。
週刊ファミ通1473号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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