夏色ハイスクル★青春白書 〜転校初日のオレが幼馴染と再会したら報道部員にされていて激写少年の日々はスクープ大連発でイガイとモテモテなのに 何故かマイメモリーはパンツ写真ばっかりという現実と向き合いながら考えるひと夏の島の学園生活と赤裸々な恋の行方〜(プレイステーション3)のレビュー・評価・感想情報
主人公の後を追うNPCが障害物に引っ掛かりやすいことを始め、気になる部分はかなり多い。だが、その短所を上回る魅力を秘めた、意欲的なタイトル。学園アドベンチャー系のオープンワールドは新鮮だし、あお向けやほふく前進からの激写には、本作ならではの楽しさがある。とくに、気配を消したり、人々を水着姿に変えてしまう“龍玉”を手に入れてからが真骨頂! いい意味で“バカゲー”です(笑)。
週刊ファミ通1382号より
オープンワールドの恋愛ゲームという新境地を開拓したことと、パンツ写真を撮りまくれる突き抜けた作りがすばらしい。ただ、最初のうちは勝手がわからず、戸惑いがちになるので、もっとヒントや導きが欲しかった。ヒロインたちのイベントが発生する場合は、1日が始まるときにアイコンで表示されるのがいいね。時間や不審者ゲージを気にせず、思う存分撮影を楽しめるモードがあるのはナイス。
週刊ファミ通1382号より
ファインダーを覗きながら走れたり、あお向けで這いずり回れたり、スライディング中はスローモーションになるなど、劇的瞬間を撮りやすい機能が充実。かたっぱしから住人を撮りまくって図鑑を埋めるもよし、ひとりに密着するもよしと、気ままに遊べるね。写真はアルバムにたっぷり収められ、外部メディアにも保存できるのもいい。クエストや釣りなど、撮影以外の要素も多く、飽きさせない作り。
週刊ファミ通1382号より
グラフィックは美しく、箱庭の作り込みも丁寧。オープンワールドとしては臨場感がある。ほふく前進やあお向けなどのスタイルで写真を撮れる仕掛けもおもしろい。とはいえ、自由度は高いが放り出された感が強く、ユーザーの誘導がいまひとつで、戸惑う場面もしばしば。しらみ潰しに情報を集めるのが手間だったり、どこで何をすべきかがわかりにくいなど、細かい部分で遊びにくさが目立つのが残念。
週刊ファミ通1382号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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