ゴジラ-GODZILLA-(プレイステーション3)のレビュー・評価・感想情報
ゴジラになってひたすら街を破壊するという、『ゴジラ』ファン垂涎の1本。特撮映画のテイストをモチーフに、街並のミニチュア感や爆発などのディテールまで再現されているのは感涙。東京タワーや国会議事堂などの破壊のほか、キングギドラやメカゴジラ、ビオランテなどのキャスティング、静止画だが特撮が楽しめるジオラマモードにも胸熱。『ゴジラ』ファンによる『ゴジラ』ファンのための秀作。
週刊ファミ通1358号より
ゴジラとなって巨大な建物などを破壊するのが気持ちいい。飛び散る火花や派手な爆発や煙などのエフェクトのほか、怪獣のスケール感を感じさせるカメラアングルなど、特撮の映像表現を再現した演出は、雰囲気もバッチリ。ゴジラの皮膚の質感など、モデリングのクオリティーは高いし、多彩な敵怪獣との戦闘は迫力があって熱い。ただ、操作できる怪獣がゴジラのみというのが、ちょっと寂しいかな。
週刊ファミ通1358号より
マップ上の特撮カメラポイントを探し、映画のゴジラ然として振る舞ったり、どんどん建物を壊してゴジラを成長させるなど、自分なりの遊びかたができるのがいいね。成長させるほど人類側の攻撃も激化するシステムも、戦略性がある。怪獣も含め、細かな部分や質感も再現されているのは見もの。欲を言えば、敵怪獣も操作できればよかったな。タワーなどを置いてジオラマ写真が撮れるモードも楽しい。
週刊ファミ通1358号より
昭和の特撮映画を意識したグラフィックやカメラワークなど、非常にこだわりが感じられる作品。プレイヤーを盛り上げる各種の演出もよく、雰囲気を楽しめるのも本作の魅力のひとつ。爽快感が味わえる都市破壊アクションも◎。とはいえ、敵との攻防の駆け引きは薄く、プレイが単調になりがち。ファンアイテムとしての完成度は高いが、それならプレイアブル怪獣をもっと増やしてほしかったところ。
週刊ファミ通1358号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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