神様と運命覚醒のクロステーゼ(プレイステーション3)のレビュー・評価・感想情報
物語の展開や出現する敵が、前作よりも世界観にマッチしていて、没入感がアップ。とくに、“究極の選択”をテーマにしたストーリーは、シリアスでグイグイ引き込まれます。天使や悪魔の力を引き出す“転神”システム、入手したポイントで主人公を自分好みに育てられる“結晶育成”など、独自の要素があるのも高評価。ただ、ボス戦が淡白になったのは残念。前作のような仕掛けがあってもよかったなあ。
週刊ファミ通1346号より
天使と悪魔が登場する物語と、バトルでもそれぞれの形態に“転神”して戦うシステムはわかりやすい。随所で悩ましい選択を迫られ、異なる展開が見られるところはおもしろい。ダンジョンパートは、オーソドックスな作りでプレイしやすいが、バトルでは敵に合わせて形態を変えるのが基本となり、“転神技”の種類もそれほど多くないので、ややシンプルな印象。戦闘も、もう少し悩み甲斐があれば。
週刊ファミ通1346号より
『ローグ』ライクなダンジョンRPGに、敵が悪魔なら天使に変身して戦うなど、天使と悪魔の属性要素を絡めているのがユニーク。どちらのヒロインと仲よくするかが、物語だけでなく、スキルポイントの割り振りといった育成にも影響したりと、戦略性があるね。ダンジョン自体はオーソドックスだけど、操作周りは快適でサクサク進めます。ただ、少々強引に思えるシナリオや、ヒロインは、好みが分かれそう。
週刊ファミ通1346号より
『ローグ』タイプのダンジョンRPGだが、“転神システム”のカスタマイズや使いどころの妙など、独自の遊びや戦略性が味わえる作り。究極の選択をテーマにした物語展開はいいのだが、ところどころに挿入されるストーリーパートがキャラの一枚絵とメッセージのみと、演出面が弱くて間延びしがち。細かい部分では、武器や防具の装備時に、現在のステータスがひと目でわからないのは遊びにくく感じた。
週刊ファミ通1346号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。