ホワイトアルバム2 幸せの向こう側(プレイステーション3)のレビュー・評価・感想情報
人間ドラマが、じつに丁寧に描かれている。主人公とヒロインたちの背景などが語られた後に三角関係に発展して、心を揺さぶられるような展開になり、先が気になる作りがお見事。演出や音楽の使いかたも秀逸で、雰囲気もいい。キャラクターがさりげなくアニメーションするのも○。
週刊ファミ通1257号より
ふたりのヒロインと、そのあいだで揺れる主人公を描いた人間ドラマは、胸が震えるほど切ない展開。テキスト量は膨大だけど、ムダな部分をいっさい感じさせないストーリーで、グイグイ引き込まれていく。学園祭の発表会など、演出的に物足りなさを感じる部分があるのは、やや残念。
週刊ファミ通1257号より
主人公の男性に対してダブルヒロインが絡む三角関係という設定で、明るいノリのギャルゲーという感じはなし。男と女の恋愛感情をザックザクにエグってくるので、この生々しさが受け入れられるなら、のめり込めるかな。ストーリーの完成度は高く、未プレイの人なら楽しめるかと。
週刊ファミ通1257号より
序章部分は選択肢がなくて、ただ読み進めるだけ。だが、この序章の存在が重要かつ秀逸。全体的にもスキのない仕上がりで、どのルートも心が折れそうになったり、切なかったり、胸にジーンと来るなど、プレイヤーを飽きさせない展開になっている。BGMの使いかたも絶妙だね。
週刊ファミ通1257号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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