
シーン1のBGMが忘れられない
1985年(昭和60年)10月15日は、ファミリーコンピュータ用ソフト『チャレンジャー』が発売された日。本日で発売40周年を迎えた。
『チャレンジャー』は、ハドソン(現KONAMI)から発売されたアクションアドベンチャーゲーム。変化に富んだ4つのシーン(ステージ)で構成されていて、それぞれシステムが大きく異なるのが特徴だった。
また、ファミコンの“裏技ブーム”の真っ只中に発売された作品ということもあって、本作には多数の裏技が仕込まれていた。当時、ゲーム雑誌を片手にいろいろな裏技を試した人も多かったのでは?
『チャレンジャー』は、ハドソン(現KONAMI)から発売されたアクションアドベンチャーゲーム。変化に富んだ4つのシーン(ステージ)で構成されていて、それぞれシステムが大きく異なるのが特徴だった。
また、ファミコンの“裏技ブーム”の真っ只中に発売された作品ということもあって、本作には多数の裏技が仕込まれていた。当時、ゲーム雑誌を片手にいろいろな裏技を試した人も多かったのでは?
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![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/54892/a4efdd2f969559e8b1c92e99f32ded48e.jpg?x=767)
プレイヤーは主人公の考古学博士“チャレンジャー”となり、悪の秘密組織ブラッディワッカーのボス“ドン・ワルドラド”に拐われたロスマリー国のマリア王女の救出を目指す。
マリア王女はまさに列車で連れ去られている最中で、チャレンジャーが列車に乗り込もうとするシーンからゲームが始まる。かなり印象的な場面だったので、覚えている人も多いと思う。
本作の魅力は、やはりシーンごとにシステムが変化する点。当時のゲームは同じステージをくり返すものも多かったので、システムがステージごとに変化するのは大きなセールスポイントになっていた。
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シーン1は、暴走する特急列車“メタモルフォセス号”の屋根を渡って車内に突入していく横スクロールアクション。ナイフ投げ、ジャンプ、伏せのアクションを駆使して敵を突破していくテンポのよさが魅力だった。クラシックをアレンジしたらしい軽快なBGMも印象に残る。
シーン2は、広大なワルドラド島を探索する見下ろし型のアクションゲーム。民家、岩場、砂漠などが広がる“100画面ぶん”のフィールドを自由に移動して、つぎのシーンへと繋がる洞窟を探していく。100画面”というフィールドの広さを表すワードが本作の売りのひとつにもなっていて、宣伝文句としてほかの作品でも見かけた記憶がある。
シーン3はシーン2で発見した洞窟で戦う、1画面固定のアスレチックアクション。下から吹き出す4本の水柱を飛び移りながら、奥にあるアイテムを取得する。王女の居場所を示す3つのキーワード(カギ、王冠、指輪のアイテム)を見つけ出すのが目的となっている。
シーン4は、ピラミッドの内部を舞台にしたアスレチックアクション。火の玉や鳥が邪魔する中、恐竜のような形をした牢に閉じ込められた王女のところまでたどり着くのが目的となる。シーン3でキーワードを集めていないと奥までは進めない。途中にはドン・ワルドラドが待ち構えているが、ナイフを4発連続して当てれば倒すことができた。
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1980年代半ばから後半にかけてはファミコンの裏技が大ブームになっていて、当時のゲーム文化を象徴するような盛り上がりを見せていた。『チャレンジャー』はとくに裏技が多く仕込まれていて、当時も話題になっていた。
シーン1でBGMに合わせてボタン入力を行うと“空飛ぶまっとうくじら”が出現して無敵になる技が非常に有名。特定の場所でジャンプすると得点が入るといったスコア稼ぎネタは随所にあったし、コマンド入力で隠しメッセージが見られるなんてものもあった。シーン3の水柱の上でジャンプすると、洞窟内がぴかぴか光り出してキレイだったのも覚えている。
2013年にニンテンドー3DS向けのバーチャルコンソールとして配信されて以降、本作はほかのハードに移植されておらず、現在プレイするのは困難な状況のようだ。
筆者のようなファミコン世代のゲームファンには思い出深いタイトルなので、何らかの形で遊べるようになればうれしいところ。