『バイオハザード サバイバルユニット』オンライン発表会リポート。ゲーム映像が公開。マービンやアリッサ、カルロスなども登場。発表会収録現場の舞台裏にも迫る
 『バイオハザード』シリーズを題材にしたスマートフォン向け新作タイトル『BIOHAZARD Survival Unit』(バイオハザード サバイバルユニット)が“Anime Expo Lite 2025 Day 1”で発表。その1週間後となる2025年7月11日7時に『バイオハザード サバイバルユニット』のオンライン発表イベントが配信され、ゲームの詳細について約24分ほど語られた。本稿ではオンライン発表イベント、そして収録現場リポートをお届けする。
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カプコン全面協力のもと『バイオハザード』の世界をストラテジーゲームに!

 配信は、ピアニストがピアノソナタ第14番“月光”第1楽章を演奏しているところから始まった。この曲は第1作『バイオハザード』でジルがピアノの仕掛けを解くシーンで流れるもの。演奏するピアニストをバックにレオンやジル、カルロスなど『バイオハザード』の登場キャラクターがつぎつぎと現れ、最後に『バイオハザード サバイバルユニット』のロゴが浮かび上がりオープニングが終了した。
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 背景が『バイオハザード サバイバルユニット』のキービジュアルに変わり、そこへ『バイオハザード サバイバルユニット』のエグゼクティブ・プロデューサーを務める橋本真司氏が登壇。自身が“パンデミックホラー”と呼ばれるジャンルの作品が好きで、以前から『バイオハザード』シリーズの世界観にも強く惹かれていたことなどに触れ、『バイオハザード』のサバイバル要素はストラテジーゲームとの相性が非常にいいと感じたそう。そこで、これまでのシリーズ作品とは異なる視点から『バイオハザード』の世界観を楽しめる新たな作品として誕生したのが本作であることを紹介した。
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 橋本氏のあいさつが終わると、背景が本作の拠点である“邸宅”へ。ここでカプコンの『バイオハザード』シリーズ総合プロデューサーである川田将央氏が登壇。
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 『バイオハザード』が本格的なストラテジーゲームとなるのは今回が初。プロジェクトについて聞いたときには正直驚いたが、橋本氏が指揮をとり、ストラテジーゲームについて実績のあるJOYCITYが開発するということで、「橋本氏ならではの『バイオハザード』として形にしてほしい」と感じ、『バイオハザード』の世界観とキャラクターの在り方を担保して全面的に協力して開発を進めてきたことが明かされた。

 また、本作は作品の垣根を越えて多数のキャラクターやクリーチャーが登場するほか、ゲーム本編ではあまり出番のなかったキャラクターたちも活躍するとのこと。ストラテジーゲームなので「『バイオハザード』に興味はあるけどアクションは苦手」という人にも、ぜひ楽しんでいただきたいと語った。
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 すると、つぎの背景は『バイオハザード2』の舞台となったラクーン市警察署(R.P.D.)へと移る。開発会社JOYCITYの開発シーンが紹介された後に、本作のプロデューサーであるゲ・ドンギュン氏が登壇。
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 ドンギュン氏自身も『バイオハザード』シリーズのファンで、JOICITYが得意とするストラテジーというジャンルで『バイオハザード』の新たな体験を届けられることに喜び、また自身も本作の完成を楽しみにしていると語った。そしてここからは、実機ゲーム画面を交えてゲームの詳細を説明していった。「詳細については動画をご覧いただく」として、本作の特徴と紹介されたゲーム画面についてまとめた。
  • 本作は『バイオハザードRE:2』と『RE:3』あたりの時間軸だが、あくまで“パラレル”の世界観
  • ただし登場キャラクターたちの個性や関係性は原作を継承している
  • プレイヤーは閉ざされた病院で目覚め、状況を把握しながら脱出を目指す
  • 原作の演出や世界観をオマージュしたギミックや小物、謎解き要素が随所にある
  • 各キャラクターは個性を活かしたスキルを持ち、どう活用するかが重要に
  • 拠点である“邸宅”には、原作のオマージュを随所に散りばめた
  • 仲間たちは本拠地内で生活しており、タイミングにより会話イベントが発生する
  • ゲーム進行に必要なアイテムは“武器商人”からも購入できる
  • 『バイオハザード』シリーズの人気キャラクターたちが多数登場
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 番組内では、一部のクリーチャーのデザインを天野喜孝氏が担当していることも発表された。天野喜孝氏は画家、イラストレーター、キャラクターデザイナーなど多岐にわたる活躍で有名だが、ゲームファンならば『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターデザインやイメージイラストを担当していることでご存知だろう。
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 配信では天野喜孝氏のビデオメッセージが流れ、昔から親交のある橋本氏から今回の仕事をオファーされたこと。『バイオハザード』ならではの“見えそうで正体がわからない不気味さ”などをイメージして今回のクリーチャーをデザインしたことなどに触れ、このキャラクターがゲーム内でどのように動くのか、とても楽しみだと語っていた。
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こちらが、天野喜孝氏がデザインしたクリーチャー、“モルテム”。モルテムはゲーム内でも重要な役割を担うクリーチャーとして登場するようだ。また、モルテムがJOICITYの開発スタッフによりゲームの中へと落とし込んでいく映像も紹介された。
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 最後は橋本氏、川田氏、ドンギュン氏が登壇し、楽しみに待っているファンへメッセージを送り配信イベントは幕を閉じた。また、事前登録の受付も始まり公式SNSでも最新情報を随時アップしていくとのこと。ぜひ事前登録や公式SNSのフォローなどを済ませておこう。
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 新しい試みでありながら、原作ゲームの本質や“らしさ”はしっかりと受け継いでいると感じていただけるよう、開発現場で細部まで丁寧に作り込んでいます。リリースまで、どうか楽しみにお待ちください!(ドンギュン氏)

 『バイオハザード』シリーズ全体を見守る立場として、本作がこれまでとは異なる形であっても、バイオハザードの世界観とキャラクターの在りかたを壊さないようしっかりと監修を行いました。これまでシリーズを応援してくださった皆さまにも、『バイオハザード』の世界観を感じて、楽しんでいただける作品になっていると思います。(川田氏)

チーム全員の挑戦が、皆さんの記憶に残る新しい『バイオハザード』へと結実することを願っています。改めて、『バイオハザード サバイバルユニット』は2025年内のサービス開始を予定しています。(橋本氏)

潜入! 収録現場の舞台裏

 ここからは、オンライン発表イベント収録の舞台裏をリポート。まず驚いたのが、グリーンバックではなくゲームのキービジュアルや邸宅、RPDなどの背景の前で収録が行われていたこと。スタジオの雰囲気は、まさに『バイオハザード』テイストに染められていた。
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 そして背景の一部だと思われていたタイプライターやアイテムボックスの実物を発見!
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 収録は、終始真剣ながらも和やかな雰囲気で進行していた。
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 サービス開始は2025年予定。事前登録を忘れずに済ませておこう。
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画像は発表会の映像をキャプチャーしたものです。