
2025年6月5日にセガから発売されるNintendo Switch 2用ソフト『龍が如く0 誓いの場所 Director’s Cut』。同作は、『龍が如く』シリーズの中でもとくに人気の高い『龍が如く0 誓いの場所』(以下、『龍0』)の、言わばバージョンアップ的な作品となっている。
基本的なゲーム内容は『龍0』と同様だが、グラフィックを4K出力に対応。さらにフレームレートを秒間60フレームに向上させている。フレームレート向上によって、ことNintendo Switch 2の画面で見ると、「かなり綺麗な画面だな」という印象を持つ。
そして注目すべきは、当時から構想はあったものの、さまざまな事情で『龍0』への収録を見送られた約26分の新規シーンが収録されたこと。さらに本編とは別に、最大4人でプレイできるオンラインマルチモードの“カチコミオンラインバトル”という、これまでの『龍が如く』シリーズにはなかった新しい遊びが追加されていることだ。
そんな注目ポイントのひとつ、“カチコミオンラインバトル”をいち早くプレイする機会をいただいたので、その内容について紹介していきたいと思う。
基本的なゲーム内容は『龍0』と同様だが、グラフィックを4K出力に対応。さらにフレームレートを秒間60フレームに向上させている。フレームレート向上によって、ことNintendo Switch 2の画面で見ると、「かなり綺麗な画面だな」という印象を持つ。
そして注目すべきは、当時から構想はあったものの、さまざまな事情で『龍0』への収録を見送られた約26分の新規シーンが収録されたこと。さらに本編とは別に、最大4人でプレイできるオンラインマルチモードの“カチコミオンラインバトル”という、これまでの『龍が如く』シリーズにはなかった新しい遊びが追加されていることだ。
そんな注目ポイントのひとつ、“カチコミオンラインバトル”をいち早くプレイする機会をいただいたので、その内容について紹介していきたいと思う。
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なお、ファミ通TUBEではプレイの模様を動画でも公開中。記事とあわせてそちらもチェックしてほしい。
カチコミオンラインバトルとはどんなモードなのか
まずは、簡単に“カチコミオンラインバトル”の概要を説明していく。
記事タイトルでも触れているが、“カチコミオンラインバトル”で選択できるキャラクターは60人。ここからからひとりを選び、出陣することになる。なお、キャラクターごとに強さや特徴は異なっている。
記事タイトルでも触れているが、“カチコミオンラインバトル”で選択できるキャラクターは60人。ここからからひとりを選び、出陣することになる。なお、キャラクターごとに強さや特徴は異なっている。
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つぎにプレイモードを選択。モードは3種類で、“ネットでカチコミ”はネットワーク上でランダムに集まったプレイヤーと協力して戦う。タイムや体力が0になったプレイヤーから脱落していく仕組みだ。“ダチとカチコミ”はルームを作成して知り合いとプレイできるモード。こちらは誰かひとりのタイムや体力が0になった時点でミッション失敗となる。そして“ひとりでカチコミ”はネットワークにつながずに単独でプレイするモードだ。
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その後、6段階ある難易度で分けられたミッションを選択。各ミッションは10~18のステージ(神室町や蒼天堀のどこか、あるいは極道関連施設)で構成されており、そこに登場する敵を制限時間内にすべて倒せればクリアーだ。なお、制限時間は特定の敵を倒したとき、あるいは敵を全滅させたときに増えることがある。
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クリアーの成否に関わらず、敵を倒すことで報酬のお金がゲットできる。このお金は“カチコミオンラインバトル”専用のもので、プレイヤブルキャラクターの購入や成長のために使うことになる。
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この“カチコミオンラインバトル”は、ソロプレイである“ひとりでカチコミ”を除いてオンラインマルチプレイが前提のモードであり、Nintendo Switch 2の新機能であるCボタンでのゲームチャットを使うと盛り上がれそうだ。声を出したくない人は、スタンプでのコミュニケーションも可能。
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なおプレイ人数が4人に満たない場合は、コンピューターが操作するランダムなキャラクターを“お助けAI”として参戦させることもできる。完全にひとりだけで戦いたければそれも可能だが、4人プレイ前提のバランス調整になっているそうなので、「縛りプレイをするのでもない限り、オススメはしない」というのが開発者の弁だ。
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基本的な操作方法は、本編を踏襲。ただし、『龍が如く』シリーズでお馴染みの必殺技“ヒートアクション”は、発動中に時間が止まるという性質がマルチプレイと合わないため“カチコミオンラインバトル”では使えない。
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だが「必殺技的な要素がないのか?」と言われれば、答えはNO。ゲージが溜まると発動できる“カチコミモード”が用意されている。カチコミモードを使用すると、一時的にキャラクターが強化され、攻撃を受けてもダウンしにくくなるほか、敵を倒したときに得られるお金がアップするという効果がある。
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また、キャラクターの特徴にマッチした、固有の“特殊攻撃”が用意されている点も注目ポイントのひとつ。しかも、この特殊攻撃はシンプルに強い……というものだけではなさそうだ。たとえば、世良勝の特殊攻撃を当てた際には、一定時間敵が行動不能になるという効果があった。ほかにも、そういった特殊な効果を持つ特殊攻撃があることだろう。
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以上がカチコミオンラインの概要だ。なお、同モードをひとりで遊ぶぶんには問題ないが、オンラインプレイを楽しむためには、有料サービスの“Nintendo Switch Online”への加入が必要になる。
カチコミオンラインバトルは“新しいミニゲーム”という感覚が近いかも
さて、ここからは1時間に満たない程度ではあるが、カチコミオンラインバトルをプレイしてみた筆者の感想を述べていこう。
まず、とにかくプレイヤブルキャラクターが多く……とくにマニアックなキャラクターがその7割程度を占めていることが、いち『龍が如く』ファンでもあり、『龍大全2 漢たちの軌跡 -龍が如く人物録-』の制作にも携わった筆者の琴線に触れた。本当にいい意味でバカすぎるのだ。
たとえばだが、複数作に登場しているならともかく……『龍0』の闘技場にしか登場していない“跡形もなく証拠を消す連続食人鬼、ジンジャー・チャップマン”を誰が覚えているんですか!? みたいな。闘技場での戦いかたに特徴はあったにせよ、こういったキャラクターひとりひとりにプレイヤブルキャラクターとしての特徴をキチンと持たせた、真面目なバカさ加減は『龍が如く』らしいなぁ、と思う。
また、それだけ多くのキャラクターを収録しているので、最大レベルを5に設定し、それぞれをサクサク育てられるようにしている心遣いもいいなと思った。サクサクとは言え、60人もいるので……育成という意味でのやり込み甲斐はあるだろう。
バトルそのものに関しても、強いキャラクターを育成すればそこまで難しくなさそうな気配。もっとも、最難関ミッションには挑戦していないので、それがどの程度かによっても変わるだろうが。少なくとも友だちとワチャワチャ遊ぶには十分だな、という印象だ。
もちろん、見ず知らずの人と遊ぶのもアリだとは思う。ただ、そちらは何回かやれば満足するだろうな、という感覚もあった。なぜなら、基本はプレイヤー対コンピューター戦なうえ、カチコミオンラインバトルの所持金はそこでしか使えないので、キャラクター育成以外でそこまでガチる理由が見当たらないからだ(同じ『龍が如く』好きと知り合える、みたいなことはあるかもしれないが)。
バトルで高みを目指すなら、ソロかつ低レベルの弱キャラクターでクリアーとか、そっちを目指しちゃうよね、という感じ。なので、ごく一部の人しか使わない機能かもしれないが、任意で一時的にレベルダウンさせられる機能はあってもよかったな、とは思った。あとは、プレイヤー同士の攻撃ヒット判定の有無を機能的に設定できたらな、とも。もちろん、それらをやらなかった理由には、「技術的なものを含め、いろいろ問題がある」あるいは「ヘンに対戦色を打ち出してもよろしくない」など、深い判断があったのだとも思うが(どちらも筆者の勝手な推測です)。
とはいえ、『龍が如く』シリーズ初の協力プレイコンテンツではあるし、仲間内で楽しむにはいい感じのモードであるのは間違いない。本作がNintendo Switch 2版だったからこそのチャレンジだったとは思うが、この意欲的なチャレンジが、他機種版も含め、今後どうなっていくのかという部分も長い目で見守っていきたい。
まず、とにかくプレイヤブルキャラクターが多く……とくにマニアックなキャラクターがその7割程度を占めていることが、いち『龍が如く』ファンでもあり、『龍大全2 漢たちの軌跡 -龍が如く人物録-』の制作にも携わった筆者の琴線に触れた。本当にいい意味でバカすぎるのだ。
たとえばだが、複数作に登場しているならともかく……『龍0』の闘技場にしか登場していない“跡形もなく証拠を消す連続食人鬼、ジンジャー・チャップマン”を誰が覚えているんですか!? みたいな。闘技場での戦いかたに特徴はあったにせよ、こういったキャラクターひとりひとりにプレイヤブルキャラクターとしての特徴をキチンと持たせた、真面目なバカさ加減は『龍が如く』らしいなぁ、と思う。
また、それだけ多くのキャラクターを収録しているので、最大レベルを5に設定し、それぞれをサクサク育てられるようにしている心遣いもいいなと思った。サクサクとは言え、60人もいるので……育成という意味でのやり込み甲斐はあるだろう。
バトルそのものに関しても、強いキャラクターを育成すればそこまで難しくなさそうな気配。もっとも、最難関ミッションには挑戦していないので、それがどの程度かによっても変わるだろうが。少なくとも友だちとワチャワチャ遊ぶには十分だな、という印象だ。
もちろん、見ず知らずの人と遊ぶのもアリだとは思う。ただ、そちらは何回かやれば満足するだろうな、という感覚もあった。なぜなら、基本はプレイヤー対コンピューター戦なうえ、カチコミオンラインバトルの所持金はそこでしか使えないので、キャラクター育成以外でそこまでガチる理由が見当たらないからだ(同じ『龍が如く』好きと知り合える、みたいなことはあるかもしれないが)。
バトルで高みを目指すなら、ソロかつ低レベルの弱キャラクターでクリアーとか、そっちを目指しちゃうよね、という感じ。なので、ごく一部の人しか使わない機能かもしれないが、任意で一時的にレベルダウンさせられる機能はあってもよかったな、とは思った。あとは、プレイヤー同士の攻撃ヒット判定の有無を機能的に設定できたらな、とも。もちろん、それらをやらなかった理由には、「技術的なものを含め、いろいろ問題がある」あるいは「ヘンに対戦色を打ち出してもよろしくない」など、深い判断があったのだとも思うが(どちらも筆者の勝手な推測です)。
とはいえ、『龍が如く』シリーズ初の協力プレイコンテンツではあるし、仲間内で楽しむにはいい感じのモードであるのは間違いない。本作がNintendo Switch 2版だったからこそのチャレンジだったとは思うが、この意欲的なチャレンジが、他機種版も含め、今後どうなっていくのかという部分も長い目で見守っていきたい。
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