
※本記事は、2023年6月30日にアップした記事を再編集したものです。![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/9126/a43c143bff75733787c65adeec4d3feca.jpg?x=767)
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CD-ROMを活かしたゲーム演出に心ときめいた
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『天外魔境 ZIRIA』は、ハドソン(当時)から発売されたRPG。『天外魔境』シリーズの1作目で、世界で初めてCD-ROMというメディアを使用したRPGでもある。企画・原案を務めたのはアニメ『魔神英雄伝ワタル』シリーズや『サクラ大戦』シリーズなどで知られる広井王子氏。外国人から見た誤った日本的なテイストの架空世界“ジパング”を舞台に、自来也(ジライア)、綱手(ツナデ)、大蛇丸(オロチ丸)ら火の一族と、マサカドの復活を目論む大門教との戦いを描く。メインテーマなどの楽曲制作に坂本龍一氏を起用したことも大きな話題を呼んだ。
本作の見どころは、やはりCD-ROMという当時の最新メディアを利用したゲーム演出。容量的には650~700メガ程度しかなかったようだが、1989年時点においてはこれでも信じられないくらいの大容量。『天外魔境』がCD-ROMで発売されると聞いたゲームファンたちは、いったいどんなゲームになってしまうのか、期待で胸の高鳴りが止まらなくなっていたに違いない。
要所ではアニメーションが挿入され、ボイス入りのイベントが展開。一部の音楽がCD音源で流れるなど、ゲームの常識を覆す規格外の演出がてんこ盛り。いまではごく当たり前の要素ばかりだが、初めて『天外魔境』に触れたときの筆者的にはゲームの進化がひとつ上の次元に突入したと感じたものだった。エンターテインメント作品としてのゲームの水準は、ここで確実にステップアップしたのは間違いなく、以降のストーリー重視のタイトルでは『天外魔境』と同様の演出が定番・主流となっていった。
本作の見どころは、やはりCD-ROMという当時の最新メディアを利用したゲーム演出。容量的には650~700メガ程度しかなかったようだが、1989年時点においてはこれでも信じられないくらいの大容量。『天外魔境』がCD-ROMで発売されると聞いたゲームファンたちは、いったいどんなゲームになってしまうのか、期待で胸の高鳴りが止まらなくなっていたに違いない。
要所ではアニメーションが挿入され、ボイス入りのイベントが展開。一部の音楽がCD音源で流れるなど、ゲームの常識を覆す規格外の演出がてんこ盛り。いまではごく当たり前の要素ばかりだが、初めて『天外魔境』に触れたときの筆者的にはゲームの進化がひとつ上の次元に突入したと感じたものだった。エンターテインメント作品としてのゲームの水準は、ここで確実にステップアップしたのは間違いなく、以降のストーリー重視のタイトルでは『天外魔境』と同様の演出が定番・主流となっていった。
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個人的に思い出深いのは、塩沢兼人さんが声を当てていた3人目の仲間キャラである大蛇丸。“流し目”という敵を一撃で倒す特技を持っているのだが、筆者のまわりではこれが「ラスボスにも通用する」という噂が流れていた。実際にラスボスに使ってみたところ、本当に一撃で倒してしまい、謎の感動を覚えたことをいまでも記憶している。まあ、尋常じゃない試行回数の末に一撃で倒した感じだったので、ふつうに戦うよりも長い時間が掛かっていたのだけど……。
『天外魔境』は高い評価を受け、以降はシリーズ化。『天外魔境II 卍MARU』、『天外魔境ZERO』、『天外魔境 第四の黙示録』など多数のRPGが作られたほか、対戦格闘ゲームも登場した。1作目は『天外魔境 ZIRIA~遥かなるジパング~』と改題し、Xbox 360用ゲームとしてリメイク版も2006年3月23日に発売されている。
『天外魔境』は高い評価を受け、以降はシリーズ化。『天外魔境II 卍MARU』、『天外魔境ZERO』、『天外魔境 第四の黙示録』など多数のRPGが作られたほか、対戦格闘ゲームも登場した。1作目は『天外魔境 ZIRIA~遥かなるジパング~』と改題し、Xbox 360用ゲームとしてリメイク版も2006年3月23日に発売されている。
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