カラフルな色彩でラインアップを拡充

セガ・マークIIIは、セガから発売された据え置き型ゲーム機のひとつ。独自に開発したカスタムチップを搭載することで、前世代機であるSG-1000やSG-1000II(前者のリファイン版)、SC-3000(SG-1000と互換性のあるホームPC)よりもグラフィック機能を大幅に強化。表示できる色数やスプライトが増加し、当時としてはかなりカラフルで美しい画面を作り出すことができた。
本体にはROMカートリッジのほか、セガ・マイカードと呼ばれるカード型ソフトの差込口が付いているのが大きな特徴。セガ・マイカードで発売されていたSC/SGシリーズのタイトルでも遊べる互換性があったので、当時のユーザーにはなかなか重宝されたのではないだろうか。セガ・マークIII用ソフトも当初はセガ・マイカードで発売されていたが、容量が少なかったために次第にROMカートリッジへと移行していった模様。

当時のゲームセンターはセガのゲームが圧倒的な存在感を放っていて、中でも体感ゲームシリーズは憧れの的。『スペースハリアー』や『アフターバーナー』、『アウトラン』などは大きなお兄さんたちが占拠していたりもしたので、なかなかに近寄りがたく、思うように遊べなかったせいもある(笑)。
そんなタイトルを本機では思う存分にプレイできたのだから、欲しくならないわけがなかった。ほかにも『ファンタジーゾーン』、『忍 -SHINOBI-』、『青春スキャンダル』など、人気移植タイトルが多数登場。『ファイナルバブルボブル』をはじめとするセガ以外の移植作にも魅せられた。


現在も続く人気シリーズ『ファンタシースター』の初代作品もセガ・マークIIIで誕生。3Dダンジョン内でのヌルヌル動くアニメ処理は、当時すさまじいほどの衝撃を受けたものだった。こちらはFM音源に対応したタイトルでもあったので、周辺機器の“FMサウンドユニット”を接続すればBGMもすばらしいものに様変わりしてくれた。


1987年10月18日には、マスターシステムが発売。これはもともとセガ・マークIIIの海外向け仕様の本体だったものに、FMサウンドユニットや連射機能などの機能を追加したマシン。本体カラーもブラックになり、未来っぽいデザインがイカしていた。筆者は所持していなかったので見たことはないのだが、ソフトを挿さずに電源を入れると『スペースハリアー』の音楽をバックにデモが流れるらしい。


















