『UN:Me』(アンミー)先行プレイ。体に宿る複数の魂、トラウマが襲いかかる不気味な迷宮。歩いているだけで言葉にできない不安が押し寄せてくる【gamescom 2026】

『UN:Me』(アンミー)先行プレイ。体に宿る複数の魂、トラウマが襲いかかる不気味な迷宮。歩いているだけで言葉にできない不安が押し寄せてくる【gamescom 2026】
 集英社ゲームズより発売予定の新作ゲーム『UN:Me』(アンミー)。『ライブ・ア・ライブ』や『カリギュラ2』を輩出したヒストリアが開発を担当し、企画・シナリオは『カリギュラ』シリーズ、『MILGRAM-ミルグラム-』などを手掛ける山中拓也氏という、共同開発体制で制作されている作品だ。
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 『UN:Me』は異なる4つの魂を体に宿した少女が、魂との対話を通して不気味な迷宮を脱出するアドベンチャーゲーム。存在できる魂はただひとつで、どの魂を残し、どの魂を消すのかという重い選択が委ねられる。迷宮では “本当の身体の持ち主”を推理するカギを探していくが、道中ではトラウマに襲われることも。魂の選択とトラウマからの逃避の先にはなにが待っているのか……というあらすじだ。

▼UN:Me 1stトレーラー

 具体的なプレイ内容などはまだ分からなかったが、現地時間2026年8月26日(水)~30日(日)にドイツ・ケルンで開催されるゲームイベント“gamescom 2026”にて、本作の試遊出展が行われた。今回、日本メディア向けに試遊版をプレイできる機会をいただいたので、現時点で判明した要素について紹介していこう。
『UN:Me』(アンミー)先行プレイ。体に宿る複数の魂、トラウマが襲いかかる不気味な迷宮。歩いているだけで言葉にできない不安が押し寄せてくる

じんわりと撫でるような嫌な気持ちを抱く迷宮

 試遊版で体験できたのは、迷宮の探索と、魂との序盤の会話。本編では4つの魂が登場する予定だが、今回出てくるのは1、3、4の魂だった(ゲーム内表記はI、III、IVのローマ数字)。

 迷宮は学校のような場所から始まるが、明らかに不自然な大扉がある玄関やツタが生い茂る壁などが存在しており、一見して異様な雰囲気に包まれている。

 またそこにあるのも、首から上が花になった人間(?)や、雨が降る教室、貼りついたような笑みのナースなど、常軌を逸するものばかり。目を疑うような光景にあてられ、まるで悪夢の中に迷い込んだような気分だ。そもそも夢なのかすら分からないが、言葉にできない嫌悪感がうっすらと芽生え、その場から逃げ出したくなるような気持ちに駆られる。
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 少女(操作キャラクター)はつねにいずれかの魂が表出しており、表に出ている魂によって起こる出来事や行動も変化するという。たとえば、1の魂で操作していると、床を這いずり回る化け物(?)に襲われる場面があった。3や4の魂が入っているときは出てこないので、おそらく1の魂が抱えるトラウマが“それ”なのだろうか?
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化け物に触れられるとゲームオーバー。

 襲われるということは何かを恐れている……?

 「そもそもこの魂に何があったのか」と、抱えているトラウマが気になってしまう。

 ナースを怖がっているのは病院と関わりがあるから? 襲ってくる化け物は身内の誰かだったりする?

 筆者はこういった考察しがいのあるゲームが好きなので、まだ断片的な情報しか出ていないのにいろいろと深読みしたくなる。
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フィールドを徘徊するナース。誇張したような固まった笑みが妙に恐ろしい。
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4の魂に切り替わるとナースたちがいきなり襲ってくる。何か関係が?
 ちなみに少女の内側に潜む魂たちは、探索しているとプレイヤーの意図とは関係なく入れ替わって表に出てくる。急に入れ替わったかと思ったら、別のトラウマが現れて襲ってきて……なんてことも。いつ入れ替わるか分からない状況で進んでいかなければならないのは、言葉で言い表せない不安が這い寄ってくるようで背筋が寒い。

誰かを消さなければならない。生い立ちが気になる魂たちの会話

 冒頭で紹介した魂との“対話”。これは迷宮で特別なアイテムを手に入れると行えるようだ。

 会話の流れは、魂に質問を投げかけ、そのリアクションに対してどう反応するかを選択していくというもの。正解となる返答を選べば、彼ら(※)の記憶の断片を知ることができる。
※記事上では「彼ら」と表記しているが、魂ごとの性別はまだ分からない。
 試遊版で話せた3つの魂は皆記憶をなくしており、かろうじて覚えていることをぽつぽつとしゃべるような素振りだ。対話シーンのセリフはボイス付きとなっている。見た目も、おそらく声も同じなのに明らかに違う“誰か”が入っているとはっきり感じられる演じ分けは、本当に魂が入れ替わっているのだと錯覚でき、没入感が高まっておもしろい。現時点ではキャスト情報は明らかになっていないので、誰が担当しているのかも気になるところだ。
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ライターやヘルメットが対話のカギに。各魂とどんなつながりが?
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1の魂。お母さんとの大切な思い出があるようだが、無意識に過去形で話していた。昔、何かがあった?
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3の魂。現時点ではどういう人物なのかつかみづらい。自慢の兄がおり、冷静な受け答えが特徴的。母を亡くしている?
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4の魂。ガラが悪そうなしゃべりかた。「ケンカばかりしていた」と語るので不良っぽい?
 3つの魂と話してみて、「なにかそれぞれ事情があるんだなぁ」と思うものの、ほんの少し情報が明かされただけなので詳しい人物像はまだ分からない。

 試遊版ではそこまで話は聞けなかったが、事前に発表されている情報だと、この魂たちは「自分が本物だ」とそれぞれ主張しており、最終的にプレイヤーはひとつだけ残す魂を決めなければならないという。すべての魂から事情を聞いたあとに、果たして自分は迷わず魂を消す選択をできるのだろうか? どんな展開が待ち受けているのか気になるうえに、悩んで悩んで悩みぬいて選びそうな自分が目に浮かぶので、本作の完成が待ち遠しい。

 なお、2026年9月17日~21日(※)に幕張メッセで開催される“東京ゲームショウ2026”(TGS2026)にて、集英社ゲームズの出展が発表されている。『
呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON』と『UN:Me』の試遊出展が行われるので、気になった人はチェックしてみてはいかがだろうか。

※9⽉17⽇、9⽉18⽇はビジネスデイ。

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