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【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第71話 運命の引力(6)

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第71話 運命の引力(6)
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中国による日本のゲーム企業に対する投資や買収

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第71話 運命の引力(6)
 じつはこのシーズン2の連載初期の時点で、ファミ通編集部から「ちょっと待て、表現をもう少しなんとかならんか?」と、注意というか忠告が入ったことがありました。

 第11話(単行本10巻収録)のタイミングだったので、かなり初期の話です。穴井の口から“中国による日本支配の始まり”というセリフが告げられたシーンが引っかかりました。
【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第71話 運命の引力(6)

 ファミ通ドットコムに掲載される前に、この件で編集部と打ち面をして説明しました。

 「何を心配しているんですか? 実際の話、中国企業による日本のゲーム企業への投資や買収の話が進んでいることは編集部でもご存じでしょう。本作はゲーム業界を舞台としたお仕事マンガですよ。そこを避けて表現することに意味があるとは思えませんよ」

 こういった建前の話をしたうえで、さらに伝えました。
 
 「あとね、本作はただのお仕事マンガでもなくて、ちゃんとエンターテインメント業界の明るい未来に向けて作られています。ただのゴシップマンガにはしませんので安心してください。ちなみに先の展開を話しておくと、最終的には横浜港のコンテナ倉庫の上で陳マイクと本田がカンフー勝負をして決着をつける予定になっていますよ。え? 陳マイクの食べかたのクセが強すぎる? 炎上したらどうするんだ!? って? 大丈夫、陳マイクは後半で雰囲気が一変して、すごく魅力的なキャラクターになるから」

 ちゃんと話したら編集部もすんなり納得してくれましたよ(顔は呆れていましたが)。

中国企業は日本から撤退する

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第71話 運命の引力(6)
 私は当初からこの未来を予測して本作の構成を作りました。

 当時はちょうど中国企業からいろいろな日本のゲームメーカーに対して投資や買収の話が始まったばかりでした。

 かくいう弊社にも当然のように声がかかりました。

 (具体的な内容は機密保持の都合上、説明はできませんが)それらを含めて「やがて順次撤退していくだろうな」と思って、未来予測的にこの展開を考えていました。

 まさか、ここまでタイミングがぴったりと重なるとまでは予測していませんでしたが、まぁ結果的にそうなりました。

 ただ、真相はやはり闇の中なので誰にもわかりませんよ。

 本編にもそう書いてあるでしょう?

横浜の夜景の見開きが美しい


 最後の横浜の夜景がじつに美しいですね。

 これは松島幸太朗ではなく、ベテランのアシスタントさんによる技巧です。

 私からも具体的に指示はしていましたが、ここまで見事な夜景を描いてくれるなんてさすがです。
【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第71話 運命の引力(6)

 せっかくなので、掲載時はバラバラだった画像を見開き状態でご覧ください。

 風としぶきが、実に迫力のある演出をしてくれています。

 これにて“抹消完了(エリミネーションコンプリート)”です。

 次回は扉の奥に消えていった西川さんの続きの回です。

編集部コメント

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第71話 運命の引力(6)
 陳マイクが初登場した際は「これ、今後どうなるんですか!?」と思わず松山社長に聞き返してしまいました。しかし、怒涛の破天荒さと強引な熱量で押し切られ、気づけば魅力的なキャラに。まんまと引き込まれ、すっかりファンになってしましました。

 そして、松島先生の次回予告カットを見ると、今度は西川さんの身にまた何か悲劇が起きてしまうようです……。次回のマンガ更新は、8月24日配信予定です。

松山洋氏著『ゲーム業界の攻略法』発売中

 2026年2月16日に、サイバーコネクトツーが30周年を迎えるにあたり、『チェイサーゲーム』の原作を務める松山社長がゲーム業界志望者や、最前線で闘い続ける者たちへ贈る“新バイブル”として書籍『ゲーム業界の攻略法』を2026年2月16日発売しました。

 『チェイサーゲーム』でも伝えられてきたゲームクリエイターへのメッセージをより深く、より濃く語った内容になっています。就職面接の実態や、特典として実際にサイバーコネクトツーに合格した人のポートフォリオも公開しているので、ゲーム業界を目指しているそんな人にもおすすめの1冊。ぜひ手に取ってみてください。
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