中国による日本のゲーム企業に対する投資や買収

第11話(単行本10巻収録)のタイミングだったので、かなり初期の話です。穴井の口から“中国による日本支配の始まり”というセリフが告げられたシーンが引っかかりました。

ファミ通ドットコムに掲載される前に、この件で編集部と打ち面をして説明しました。
「何を心配しているんですか? 実際の話、中国企業による日本のゲーム企業への投資や買収の話が進んでいることは編集部でもご存じでしょう。本作はゲーム業界を舞台としたお仕事マンガですよ。そこを避けて表現することに意味があるとは思えませんよ」
こういった建前の話をしたうえで、さらに伝えました。
「あとね、本作はただのお仕事マンガでもなくて、ちゃんとエンターテインメント業界の明るい未来に向けて作られています。ただのゴシップマンガにはしませんので安心してください。ちなみに先の展開を話しておくと、最終的には横浜港のコンテナ倉庫の上で陳マイクと本田がカンフー勝負をして決着をつける予定になっていますよ。え? 陳マイクの食べかたのクセが強すぎる? 炎上したらどうするんだ!? って? 大丈夫、陳マイクは後半で雰囲気が一変して、すごく魅力的なキャラクターになるから」
ちゃんと話したら編集部もすんなり納得してくれましたよ(顔は呆れていましたが)。
中国企業は日本から撤退する

当時はちょうど中国企業からいろいろな日本のゲームメーカーに対して投資や買収の話が始まったばかりでした。
かくいう弊社にも当然のように声がかかりました。
(具体的な内容は機密保持の都合上、説明はできませんが)それらを含めて「やがて順次撤退していくだろうな」と思って、未来予測的にこの展開を考えていました。
まさか、ここまでタイミングがぴったりと重なるとまでは予測していませんでしたが、まぁ結果的にそうなりました。
ただ、真相はやはり闇の中なので誰にもわかりませんよ。
本編にもそう書いてあるでしょう?
横浜の夜景の見開きが美しい
最後の横浜の夜景がじつに美しいですね。
これは松島幸太朗ではなく、ベテランのアシスタントさんによる技巧です。
私からも具体的に指示はしていましたが、ここまで見事な夜景を描いてくれるなんてさすがです。

せっかくなので、掲載時はバラバラだった画像を見開き状態でご覧ください。
風としぶきが、実に迫力のある演出をしてくれています。
これにて“抹消完了(エリミネーションコンプリート)”です。
次回は扉の奥に消えていった西川さんの続きの回です。
編集部コメント

そして、松島先生の次回予告カットを見ると、今度は西川さんの身にまた何か悲劇が起きてしまうようです……。次回のマンガ更新は、8月24日配信予定です。
松山洋氏著『ゲーム業界の攻略法』発売中
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