アーケード版『沙羅曼蛇』40周年。「マルチプル」の空耳が話題になりがち。名作『グラディウス』の続編で、縦にも横にもスクロールして驚かされた【今日は何の日?】

アーケード版『沙羅曼蛇』40周年。「マルチプル」の空耳が話題になりがち。名作『グラディウス』の続編で、縦にも横にもスクロールして驚かされた【今日は何の日?】
※本記事は、2025年7月4日にアップした記事を再編集したものです。
広告

細緻に描き込まれた、当時最高峰のグラフィックに痺れた

 1986年(昭和61年)7月4日は、アーケード版『沙羅曼蛇』が稼動を開始した日。本日で40周年の節目を迎えたことになる。

 『沙羅曼蛇』はKONAMIから発売されたアーケード用のシューティングゲーム。前年1985年発売の『
グラディウス』の続編として登場しているが、後に同シリーズとは別に『沙羅曼蛇』シリーズとしての続編も発売された。『グラディウス』と並び称されるシューティングゲームの名作で、当時のゲームセンターを大いに盛り上げてくれた1本。BGMも秀逸で、筆者はカセットテープのサントラを購入していまだ所持しているほどだ。
アーケード版『沙羅曼蛇』40周年。「マルチプル」の空耳が話題になりがち。名作『グラディウス』の続編で、縦にも横にもスクロールして驚かされた【今日は何の日?】
こちらはカセットではなくLPレコード盤のサントラ。ででお(ファミ通編集者)の私物。
アーケード版『沙羅曼蛇』40周年。「マルチプル」の空耳が話題になりがち。名作『グラディウス』の続編で、縦にも横にもスクロールして驚かされた【今日は何の日?】

 プレイヤーは超時空戦闘機に乗り込み、侵略を続けるバクテリアン星団の精鋭戦隊“サラマンダ”に戦いを挑んでいくといったストーリー。本作はふたり同時プレイが可能となっていて1P側がビックバイパー、2P側がロードブリティッシュを操作する。ビックバイパーは『グラディウス』シリーズの自機としておなじみの機体で、ロードブリティッシュはサラマンダ軍に侵攻された惑星ラティスの王子と同名の機体という設定だ。

 『沙羅曼蛇』でいちばん目を引くのは、やはり当時としては最高峰のグラフィックではないだろうか。前作『グラディウス』もすごかったが、本作ではさらに細緻に描き込まれ磨きがかかっていた。細胞のようなエリアや無数の隕石群が飛び交うエリアなど全部で6つのステージがあるが、なかでも印象深いのは一面が炎に包まれた3つ目のステージ。炎をまとった龍が立ち昇ったかのようなプロミネンスの美しさに思わず見惚れてしまった人も少なくないはずだ。脳みそみたいな生物兵器や触手を伸ばした宇宙巡洋艦など、多種多様なボス戦も見どころのひとつだった。
アーケード版『沙羅曼蛇』40周年。「マルチプル」の空耳が話題になりがち。名作『グラディウス』の続編で、縦にも横にもスクロールして驚かされた【今日は何の日?】

 横スクロールシューティングと思いきや、突如として縦スクロールに切り替わる仕掛けもかなり斬新。初見のときは誰もが驚かされたはず。スクロールスピードも速めだったので、戦闘機を操っているという感覚もなかなかのものだった。
アーケード版『沙羅曼蛇』40周年。「マルチプル」の空耳が話題になりがち。名作『グラディウス』の続編で、縦にも横にもスクロールして驚かされた【今日は何の日?】

 パワーアップ方式は『グラディウス』と異なり、“スピードアップ”や“ミサイル”などのパワーユニットを取得するだけで強化される仕組みに変更されている。花形はやはり“レーザー”と“リップルレーザー”で、筆者などはこれを撃ちたくてゲームをしていたと言っても過言ではない。貫通力のある長い縞模様のレーザーはドリルみたいでかっこよく、リング状に広がるリップルレーザーは敵を漏らさず撃破していくのが気分最高だった。当時の家庭用ゲーム機では長いレーザーの表現が不可能だったので、ゲームセンターで遊ぶ際はそちらを選びがちだったかもしれない。

 なお、本作をアレンジした『
LIFE FORCE』(同名タイトルの海外版『沙羅曼蛇』ではなく国内で発売されたもの)は『グラディウス』と同じパワーアップカプセル方式となっている。

 さらに余談だが、パワーアップ時の音声を口真似して「スピーダッ(スピードアップ)」や「ミッソー(ミサイル)」、「モータポー(マルチプル)」と言っていたゲーマーは多かったのではないだろうか。そんな楽しみかたもアーケード版ならではだ。
アーケード版『沙羅曼蛇』40周年。「マルチプル」の空耳が話題になりがち。名作『グラディウス』の続編で、縦にも横にもスクロールして驚かされた【今日は何の日?】アーケード版『沙羅曼蛇』40周年。「マルチプル」の空耳が話題になりがち。名作『グラディウス』の続編で、縦にも横にもスクロールして驚かされた【今日は何の日?】

 現在、本作単品で遊びたいならNintendo Switchやプレイステーション4(PS4)で配信されている
『アーケードアーカイブス』がおすすめ。Xbox OneやSteamのユーザーなら『アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション』の収録ゲームの1本として遊べる。こちらはNintendo Switchとプレイステーション4(PS4)でもプレイ可能だ。

 シリーズ最新作は『
沙羅曼蛇III』。2025年8月7日に発売された『グラディウス オリジン コレクション』の中に収録された1本で、約30年ぶりの新作となる。ほかに激レアな北米プロト版『NEMESIS』やパワーカプセル版の『沙羅曼蛇』、未発売の北米版『沙羅曼蛇2』なども収録されているので、ぜひチェックを。なお、対応ハードはNintendo Switch、プレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、PC(Steam)となっている。
※画面は『アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション』のものです。

      担当者プロフィール

      • ウワーマン

        ウワーマン

        ゲームの進化の歴史とともに歳を重ねてきたゲームライター。ゲーム&ウオッチや電子ゲーム(LSIゲーム)の大流行をリアルタイムで体験してゲームにハマり、週刊ファミ通編集部に所属してありとあらゆる家庭用タイトルに触れてきた。その後、ファミ通ソーシャル編集部やファミ通App編集部に異動したことでスマートフォンゲームも嗜むようになる。現在はフリーランスとなり、PCゲームも積極的にプレイ中。

      この記事を共有

      本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

      週刊ファミ通最新刊
      週刊ファミ通表紙
      購入する
      ebtenamazon
      電子版を購入
      bookWalker