セガより2026年1月22日にリリースされたプレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、PC(Steam/Google Play Games on PC)、スマートフォン向けサッカークラブ運営シミュレーション、『プロサッカークラブをつくろう!2026』(以下、『サカつく2026』)。 サービス開始から約半年、好きなサッカークラブ&所属選手を育成していくというシリーズ久々の正統派なゲームデザインや精力的なアップデートなどで好評を博してきた『サカつく2026』が、現実のサッカーのシーズン更新に合わせて、Ver2.0へのアップデートを実施。収録選手のデータが2026-2027仕様になったほか、さまざまな新要素の追加やバランス調整が行われた。

Ver2.0にアップデートされた『サカつく2026』。クラブチームを使った遊びがメインのゲームだがVer2.0からは日本代表ともライセンス契約を交わしている。日本代表選手が高レアで実装される日も近い!?
そこで本記事では、新シーズンに突入した『サカつく2026』を改めてピックアップ。『サカつく』シリーズの歴史を振り返りつつ、『サカつく2026』のゲームの流れやVer2.0での変更点などを紹介していく。
『サカつく』シリーズとは? 約30年の歴史をざっと振り返る
『サカつく』シリーズが誕生したのは1996年2月。セガサターン専用タイトルとして発売された『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!』は、当時は珍しかったスポーツを題材にした育成シミュレーション、現在の『サカつく2026』にも受け継がれているゲームシステムの完成度の高さ、現実のサッカー人気の高まりの後押しなどでスマッシュヒットを記録。翌1997年11月に発売された『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!2』では、50万本を超えるヒットを記録した。

セガサターン専用タイトルとして産声をあげた初代『サカつく』。1996年当時は数少なかったスポーツチームを運営するシミュレーションという目新しさもあり、多くのファンを獲得した。

『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!2』。ホームタウンの選択や育てた選手が真価を発揮した際になされる演出、“光プレイ”など、『サカつく』を構成する土台はこの作品で整った。
その後ドリームキャスト版『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!』(1999年9月)、『サカつく特大号 J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!』(2000年12月)、『サカつく特大号2 J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!』(2001年12月)を経て、『サカつく』シリーズはプレイステーションやWindows、モバイル(iモード、EZweb)、ニンテンドーDSなど、さまざまなプラットフォームに進出。とくにPSPには定着し、ナンバリングタイトルが『8』(『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!8 EURO PLUS』)まで発売されるにいたった。


2000年代に入ってからは『サカつく』がさまざまなハードでリリースされるように。




『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう! 3』の小野伸二選手を皮切りに、著名な選手、監督がイメージキャラクターを務めることも多くなった。
ただ2013年に発売された『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!8 EURO PLUS』、PS3およびPS Vitaでリリースされた『サカつく プロサッカークラブをつくろう!』を境に『サカつく』シリーズの定期的なリリースはいったん途切れ、2018年4月にサービスが開始される『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(以下、『サカつくRTW』)での復活を待つことになる。

選手の育成に加えてプレースタイル、フォーメーションの選択などで奥深い対戦が楽しめる『サカつくRTW』。
幸い『サカつくRTW』は安定した人気を獲得し、サービス開始から8年経った現在も運営が続く長寿タイトルとなったが、同作は対人戦がメインで選手がSDの姿で表現されているなど、『サカつく』としては少し方向性の異なる内容だった。そのためシリーズのファンからは王道の『サカつく』を求める声が少なくなかった。そこで登場したのが、今回紹介する『プロサッカークラブをつくろう!2026』だ。

2025年に制作発表が行われ、翌2026年の頭にリリースされた『サカつく2026』。
王道のゲーム内容と現代向けのアレンジが融合した『サカつく2026』
“いまこそ、新たな原点へ”と銘打たれて2026年1月22日にPS5、PS4、PC(Steam)、iOS、Android向けタイトルとしてリリースされた『サカつく2026』は、ガチャでの選手獲得といういまどきのシステムを導入しながらも、かつての家庭用ゲーム機向け時代の『サカつく』と近しい手触りで遊べるのが最大の特徴。
メインモードの“サカつくモード”では、プレイヤーは好きなクラブの全権監督となり、練習メニューやフォーメーション、練習メニューの設定といった、試合に関わる要素はもちろん、選手の獲得にホームスタジアムの増築や施設の設置、クラブへの投資など、経営パートもしっかりと存在。選手(チーム)の育成とクラブの運営、そして試合パートを1ヵ月のサイクルでくり返していくという、昔ながらの『サカつく』が楽しめるようになっている。



『サカつく2026』のクラブ運営パートは1ヵ月単位で進行。月の頭には全体練習や戦術の決定、選手の獲得などでチームを強化していける。



試合の収入や投資で得た資金を投入することで、スタジアムの収容人数や施設の設置もできる。スタジアム周りが充実していくと観客の満足度が上がり収入がアップするという、好循環がクラブに訪れる。


“試合を見る”を選べば、監督としてフォーメーションの微調整や攻める方向などの指示が可能。ある程度試合の結果に介入できる。
これぞ『サカつく』というサイクルをくり返してゲームを楽しんでいける『サカつく2026』だが、現代向けにアレンジされて遊びやすさが向上している点も特筆すべきポイント。
まず選手獲得の手段にガチャが加わり、サッカーファンなら誰もが知るスター選手を簡単に自分のチームに組み込むことが可能になった。そしてガチャで獲得した選手の成長タイプは“超早熟”となっており、チームに加入させた直後から数シーズンのあいだは急速で能力値がアップ。スピーディーに育成を進められる。

ガチャで手に入る☆3選手は現代のサッカーシーンを代表する実名選手ばかり。チームの主力として頼りになる。

レアリティの高い選手は“特別練習”させると飛躍的に能力が向上していく。

従来の『サカつく』シリーズと違って、選手の衰えが緩やかなのも『サカつく2026』の特徴。どんな成長タイプの選手も長期間チームの戦力として計算できる。
また、『サカつく』というか経営系のシミュレーションゲームが抱えがちな、自チームの運営が軌道に乗り出すとゲームの内容がマンネリ化しがちな点にも、『サカつく2026』は複数の対策を講じている。
その対策のひとつ目は“リーグレベル”の選択。『サカつく2026』ではリーグ優勝するたびに所属中のリーグ全体のレベルを上げることができ、これを実行するとリーグ戦で戦うクラブの総合力が目に見えてアップ。緊張感のある戦いを長期にわたって味わえるバランスになっている。

リーグレベルを調整すると、自チームとリーグ戦でぶつかる対戦チームとの戦力値が近い状態を維持でき、どちらが勝つかわからない白熱した試合を味わえる。
ふたつ目は監督=プレイヤーの移籍。『サカつく2026』は1シーズンが終了するごとに所属中のクラブを継続して指揮するか、もしくは別のクラブに移って心機一転新しい環境で戦うかを選択可能。移籍できる地域とクラブは監督の実績によって増加していくので、本作ではJリーグ→欧州の中堅クラブ→世界有数のメガクラブへ……といったような、監督そのものを主役にしたサクセスストーリーも味わえる。

監督レベルが上がるとストーリーが進行。就任できるクラブの数も増えていく。
最後は“ドリームチームモード”という、サカつくモードに並ぶもうひとつのメインモードの存在だ。こちらではサカつくモードで育てたチームを登録して、レベルの高いCPUチームやほかの『サカつく2026』プレイヤーが育てたチームと対戦することが可能。サカつくモードでは気にする必要がなかったフォーメーションやチームポリシーの相性といった要素が対戦の結果に影響するため、ドリームチームならではの戦略やチーム編成を考えた、ワンランク上の戦いに身を投じることができるのだ。

ドリームチームモードでは強めのCPUチームと戦える“ツアー”や、他のプレイヤーが育て上げたチームと対戦する“チャンピオンシップ”、“ワールドプレミアシップ”が楽しめる。
初の大型アップデートで遊びの幅が広がりゲームプレイの快適さも向上
最後に2026年6月に行われた、Ver2.0への大型バージョンアップについても触れておきたい。
Ver2.0はいままでスキップできなかった演出を飛ばせるようになった新日程進行速度が導入され、通常進行時の試合や練習の処理にも見直しが入り高速化。ゲームの全体的なテンポが上がって快適に遊びやすくなったうえに、現実のサッカーシーズンの切り替わりに合わせて、ゲーム内の収録されている全クラブのロスターをJ1〜J3の全クラブから、世界中の強豪クラブまで、所属選手の構成が2026-2027シーズンにアップデートされている。

選手、クラブのデータが最新シーズンに対応しているということで、J3にはJFLから昇格を果たしたレイラック滋賀が参戦。
Ver1.0のころから充実していた、実名クラブ、実名選手の収録数も増加。新たにバイエルン・ミュンヘンが実名クラブとして参戦するほか、MLS(アメリカ)、韓国Kリーグの2部はリーグ丸ごと収録。これによりサカつくモードでMLSやKリーグ2部を選べるようにもなり、新たなレギュレーションでのクラブ運営も体験できるようになった。

MLSは今バージョンからリーグ、所属選手が丸ごと実名で収録されることに。
そのほかにも監督が主役のメインストーリー外伝やドラマパートの追加、選手のスキル表記やドリームチームモードで使うチャットの改修といったUIの改善など、Ver2.0のアップデート内容は多岐にわたる。ログインボーナスでもらえる強化アイテムやガチャに必要なRBなども増量されているので、『サカつく2026』に興味を持った人は、ぜひこのタイミングでデビューを飾ってもらいたい。