2026年5月22~24日のあいだ、京都勧業館みやこめっせにて開催された国内最大級のインディーゲームの祭典“BitSummit PUNCH”(22日はビジネスデイ)。取材に行くと決まったときからこのゲームは遊びたい! と思っていたタイトルがありました。それが台湾のインディーゲームスタジオYOHCANが開発する『夢閃少女』です。

この等身高めのカートゥーンタッチの絵柄、そして活発そうなブロンドとおとなしそうなロングヘアーの組み合わせ! 見た瞬間確信しました。このゲーム、アニメ『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』(以下『パンスト』)好きが作っているな、と。何を隠そう筆者も大の『パンスト』ファン。「同好の士が作ったゲームなら遊ばないわけにはいかないよなあ!」と気合を入れ、お気に入りのストッキングTシャツを着てブースに向かいました。その結果……
こちらが照れてしまうほどの大感激。いっしょに写真を撮影し、果てはお土産までもらってしまいました。僕はゲームを遊ばせてもらっただけなのになにが起きているんだ……?

左が本作のディレクターを務める徐中信氏、右が筆者。いちばんテンションが上がっていたのはこの写真を撮ってくれたビジネス担当の蔡瑄云氏だった。
思い出話は一旦置いておいて、ゲームの紹介に移りましょう。本作はふたりのキャラクターでコンビを組んで戦う2Dアクション。夢の世界に囚われてしまった人々を救うため、女子高生たちが“ドリームメック”と呼ばれるメカを身にまとって戦う姿を描きます。

本作の流れはステージに一定数現れる敵を撃破してアビリティや報酬を獲得し、それでキャラクターをカスタマイズしてつぎのステージに進んで行くというもの。ゲームオーバーになると強化した能力は失われて拠点に戻りますが、戦闘中に得たアイテムで基礎的な能力を強化できます。そうしてまたステージに挑戦していくという形式で、俗にアクションローグライクなどと呼ばれているジャンルのゲームを想像してもらえばOKです。

Steamページでは本作を“ベルトスクロール・アクション・ローグライト”と呼称しています。
今回の試遊、および現在Steamで配信中のデモ版では、近接戦闘メインの“フローラ”と遠隔射撃で攻撃する“メリー”の2キャラが使用可能。ひとりで遊ぶ場合はどちらか片方のキャラを選択してプレイを開始します。操作キャラは戦闘中もシームレスに交代でき、操作していないほうのキャラは自動で戦闘に参加してくれます。そしてこのふたりの協力アクションこそが本作の肝となってくる点です。
片方を踏み台にして高くジャンプしたり、離れた相方のもとへ瞬間移動したりと、ふたりならではのアクションが多数用意されています。もし片方が倒れてもそばに行けば復活させることができるので、やられてしまっても安心です。

ひとりプレイでもこうした協力アクションはスムーズに行えるよう調整されています。

一部の敵には体力にくわえてアーマー値を持つ敵も。それを削り切ると、ふたりで一斉にボコボコにする必殺技を叩き込めます。爽快感抜群!
敵に連続で攻撃を当て続けると“ターボレベル”が上昇。これが一定量を超えると“ドッキング”が可能になります。そう、合体できちゃうんですよ! ドッキング中は高速で移動できるようになるうえに無敵状態というまさに最強の姿。合体には時間制限があるのでガンガン攻めまくりましょう。

メカといえば合体! 古来よりそう伝えられている。
また、敵を撃破して得られる“武器スキル”と“チップ”でのカスタマイズも本作の醍醐味。まず、武器スキルはゲージを溜めて放つ強力な攻撃なのですが、それだけではなく使用後の基本アクションをも変化させるのです。たとえばフローラの初期装備は拳ですが、銃の武器スキルを使用するとその後銃を装備して戦うこととなります。武器スキルは複数装備可能なので、敵に合わせて武器を持ち替えることが攻略のカギです。

チップは所持しているだけで発動するパッシブ能力や、条件を満たすと発動するものなどが存在。所持している武器スキルと合った性能のチップを取捨選択して、自分だけの最強ビルドを作り上げていきましょう。

武器スキルやチップは取得したキャラに付与。どちらに持たせるか、よく考えたり相談したりしてから拾おう。
『パンスト』ライクな絵柄に惹かれて遊んだ結果、2キャラを活かした協力アクションとカスタマイズの奥深さに思わずのめり込んでしまいました。ふたりでのマルチプレイにも対応している本作ですが、ひとりプレイでも十二分に楽しめる作品となっています。そんな『夢閃少女』は現在Steamでデモ版が配信中。少しでも気になった方はぜひ遊んでみてください。


試遊後、背中にプリントされたストッキングを見せたときの盛り上がりかたがすごかった。着てきてよかった……。

ブースでひとつずつ配る予定だったという台湾のお菓子を箱ごといただいてしまいました。国を超えて『パンスト』好きの同志と出会えて本当にうれしかったです。